加藤幸彦(エス)です。
写真は、作品「光と風の家/La maison du courant d’air」の階段横にしつらえた小さな中庭です。
広さは4.4㎡(およそ2.6帖)。
屋内階段と中庭のあいだは全面ガラスサッシで仕切られていて、木製ルーバーを介して建物の外側に接しています。
中庭にの左右には、部屋の窓が開いています。
床は煉瓦敷き。
鉢植えのグリーンを自由に置いて楽しんでもらいます。
この中庭は、外に出て楽しむために中庭ではありません。
いわば「環境装置」。
室内の環境(広がり感、明るさ、風の通り..)を心地良くととのえるためのものです。
こういう中庭も、ただ作ればいいわけではなくて、もちろんコツが必要です。
方角、幅と高さの関係、素材、まわりの間取り配置..などに気を使って計画するのが大切なのです。
*************************
作品ページ「光と風の家/La maison du courant d’air」
→http://open-g.net/press/archives/1055
エスのWEBSITE(official)
このコラムの執筆専門家
- 加藤 幸彦
- (東京都 / 建築家)
- 一級建築士事務所エス 代表
テーマは「環境的居住空間」「小さな家」「リノベーション」。
建築の価値観が大きく転換しつつある今、社会的価値観とクライアントの個性を同時に重視し、「美しい空間デザイン」がどうあるべきかを常に問いながら設計活動をおこなっています。
「デザイン・設計の事例」のコラム
「間取り集・プラン集」・スマホ対応にしました!(2019/07/31 18:07)
デュアルリビングルーム〜2つのリビングをつくる(2019/07/10 17:07)
神奈川県茅ヶ崎市「海のいえ、風の工房」(近作紹介)(2018/05/06 08:05)
杉並の2世帯住宅(近作紹介)(2018/05/06 08:05)
「クウソウノイエ」作品ページをアップしました。(2015/05/14 05:05)
このコラムに関連するサービス
住宅ボリュームチェック!!家づくりを「間取り」からスタート!
【東京エリア・家づくり体験】どんな間取りをつくるのか?そこから始めましょう!
- 料金
- 10,000円
今年こそ始める「家づくり」。
このサービスでは、「間取り」をスタートポイントとした家づくりを建築家・加藤幸彦(エス)が支援します。
現在の生活のご様子、メンバー構成、将来の計画などを個別に診断したうえで「間取りスケッチ」を短時間で作成し、ご家族に必要な建物の「ボリューム=容量」をチェックします。
このコラムに類似したコラム
シンプルモダン住宅~大宮のコートハウス 酒井 正人 - 建築家(2012/03/27 14:16)
住宅密集地の光あふれる家のつくり方!「視線の抜け」 小木野 貴光 - 建築家(2011/09/12 11:26)
五感を通して家は心を育む/家が心に与える影響 3 東島 鋭 - 建築家(2011/04/05 00:00)
施主らしい間取り 小木野 貴光 - 建築家(2011/02/27 20:52)
都会の真ん中に建つ白の家 市川 均 - 建築家(2010/08/17 15:58)