- 岸井 幸生
- LBA会計事務所 代表
- 東京都
- 公認会計士・税理士
-
03-6272-6771
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
こんにちは。将来型会計事務所LBAの岸井です。
事業の会計の基本は現金・預金が合うこと。
当たり前のことなのですが、意外に難しいことなのです。
家計簿を付けている方は、その難しさをご存知ですよね(笑)
ちょっとさぼると、すぐに合わなくなる。あれは不思議ですね。
一方、世の中の上場企業をはじめとした大会社は何十億円も動かしているのに、1円もずれないんですよ!
こっちの方が(逆に)不思議ですよね。
両者の違いは、現金・預金を動かすルールと記録するルールとが決まっているか否かです。
家計はそのあたりが曖昧なこともあって、ずれてしまいやすいのです。
個人事業や中小企業もどちらかというと、ずさんなことが多いです。
売り上げることも大切ですが、「売ったらそれっきり」では大切な資産が手元に残りません。
多店舗展開する小売業さんで、決算書上の現金残と、実際の現金残高が合わない、
そして、おそらく決算の時だけではなく日々ずれていっているのではないか、というお悩みをもつ方からご依頼を受けました。
こういうご依頼に対して、一律に教科書的なガチガチの仕組みを当てはめることはできません。
そりゃ、二重チェック三重チェックしていけばミスは減りますが、普通そんなに人員に余裕がないですし、
分厚いマニュアルを作ってもデスクの肥やしになるだけです。
将来型会計事務所では、そのクライアントさんの(特に現場の方の)要望を十分に汲んだ形で、
かつ、ずれない(ずれたらすぐに見つかる)仕組みを組み立てていきます。
実際に手を動かす現場の方に納得感のある仕組みが、
最も有効な管理方法になるのです。
最後に、残高がズレがちな会社の例を挙げておきます。
こんな症状にピンときたら、気をつけましょう!
・社長のポケットマネーで支払うことがある
・現金残高を数えることが滅多にない
・小口現金の出し入れをその都度記録していない
・小口現金の管理責任者が曖昧になっている
・店舗の現金をすぐに口座に移さない
それでもダメなら、ぜひご連絡をください。
このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
社外から会社のビジネスを支えるプロ社外役員
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