環境問題においての「閉鎖系思考」の弊害を、例を通してご紹介してきましたので、今度は、健康問題においての''「閉鎖系思考」''の弊害をご紹介しましょう。
医療においての「閉鎖系思考」の代表的なのが、西洋医学になります。
西洋医学は、心身二元論と機械論を根底に発達し、筋骨格系の問題は、整形外科や外科、内臓疾患は内科など、今はさまざまな専門分野に細かく分かれています。
生命に関わる緊急医療において、その手法はとても有効で、多くの人命を救い、人類の延命に大きな貢献をしています。ところが一方で、近年、西洋医学では病名のつかない半病人、半健康状態の方が多くなっているのも事実です。
なぜそのような限界が生じているかは、やはり根底にある「閉鎖系思考」の限界があります。
症状をいくら細分化し、メカニズムを解明したとしても、その原因は決して見えてきません。
本質的原因は、生命体として、またそれを取り巻く外界との関係性によって生じているからです。「開放系思考」で捉えないと、その関係性を捉えることはできないでしょう。
次回、具体的なところでご紹介していきましょう。
つづく。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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