- 吉野 充巨
- オフィスマイエフ・ピー 代表
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:老後・セカンドライフ
23年7月17日、内閣府主催・高齢社会NGO連携協議会共催の「高齢社会フォーラム・イン東京プログラム」に参加いたしました。
高齢者のライフプラン(生活設計)に携わる者として、参考に為りました情報を掲載します。
昨日、高齢者(65歳以上の世帯の所得と支出について、全世帯平均と変わらないことを報告致しました。では、その収入はどのような収入先なのでしょう。
厚生労働省「国民生活基礎調査」平成21年によると、
6割の世帯が公的年金・恩給のみが収入です。
ただ4割以上の世帯では、公的年金等以外の収入も得ています。グラフを参照ください。
一方、家計調査平成21年の高齢夫婦無職世帯の家計収支をみますと、社会保障休部は月に208,303円で、その他の収入は15,851円で収入に対して7.1%を占めています。
なお、収支の差額は42,125円ですので年間約50万円を貯蓄から取り崩していることに為ります。
30年間の不足額≒貯蓄額は概ね 約50万円×30年≒約1500万円になります。前日ご紹介した65歳以上の方の貯蓄額と比較ください。65歳以上の方で1600万円以上の貯蓄が有る方は48.0%を占めていますから、過半の方は95歳まで貯蓄で補えることに為ります。なお、貯蓄の平均は2,305万円です。
文責
ファイナンシャルプランナー
日本FP協会認定CFP® 吉野 充巨
このコラムに類似したコラム
老後 生活設計 高齢者の人口と家計&貯蓄額総務省統計局HP 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2011/12/03 16:00)
老後資金を自分で簡易計算してみる 三島木 英雄 - ファイナンシャルプランナー(2014/03/13 16:54)
資産に応じた「長寿リスク」対策 伴場 吉之 - 建築家(2012/12/24 15:25)
老後 生活設計 高齢者で働いている方はどの位いらっしゃるのか 吉野 充巨 - ファイナンシャルプランナー(2011/11/27 16:39)
76歳の誕生日を迎えて 笹木 正明 - キャリアカウンセラー(2021/05/26 13:58)