- 岸井 幸生
- LBA会計事務所 代表
- 東京都
- 公認会計士・税理士
-
03-6272-6771
対象:経営コンサルティング
- 戸村 智憲
- (経営コンサルタント ジャーナリスト 講師)
- 荒井 信雄
- (起業コンサルタント)
こんにちは。
将来型会計事務所LBA 会計士の岸井です。
昨日の話題は「読売巨人の内紛」でしたね。
人事をひっくり返された球団代表が、神様的な立場のオーナーの横暴ぶりを告発しました。
この日、朝に「重大な発表がある」「コンプライアンスに関する重要なこと」「午後に会見する」として公表されていました。
この状態で株式市場がどうなったかというと、関連銘柄である株式会社東京ドームの株価が大幅に(10%超)下落したのです。(画像参照)
なぜか。
「コンプライアンス」という言葉に反応したのだと思います。
コンプライアンスは日本語で言うと、法令遵守。
コンプライアンスに関する重要な問題というのは、つまり法令を守っていないことで深刻な状況になっているということを意味します。
ただでさえ、オリンパス問題(こちらもコンプライアンスに関する重要な問題です。)で疑心暗鬼になっているのですから、余計に敏感に反応してしまいます。 ここもか?!と。
さらに、良くないのは、そんな重要なことを朝に「午後、会見する」と言ってしまったことです。
情報のない中で時間だけがあると、悪い憶測が増幅されて影響を大きくしてしまいます。
そして、ふたを開いたら何てことない。
コンプライアンスでも何でもなく、 よくある「引退した先代社長が経営に口出しして困る」と同じこと。
世間の興味はありますが、重要ではないし、そもそも法令に違反しているのか?
コーポレートガバナンス(企業統治)が乱されて困っていることを告発しただけでした。
そんなこんなで、株価は午後V字回復しています。(画像参照)
内容を知っている人がいたら、不当な株式売買(インサイダー取引)があったことでしょう。
だからこういう類の発表は、すぐに内容を開示するか、昼間は黙っていて市場が閉まった後に発表するかです。
球団代表にそこまで考慮しろというのは酷だとは思いますが、経済秩序の観点から言うと、とんだお騒がせな出来事だったことは間違いないと思います。
追伸
強大な敵に向かっていくという球団代表の行動自体は嫌いではないです。
このコラムの執筆専門家
- 岸井 幸生
- (東京都 / 公認会計士・税理士)
- LBA会計事務所 代表
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