介護福祉において機械を導入することは、人の手の温かさがないと批判する論調もありますが、私は肯定派です。
介護する側は腰痛や老老介護で介助が出来なくなるケースが多く、ベッドから車いすへの移乗にリフトなどを使用するのは今後必需になると思っています。
そんな中、今年2011の国際福祉機器展では、昨年よりバージョンアップしたロボットスーツが登場しました。
一つは大和ハウスグループさんが開発した「HAL」です。
このロボットスーツは下肢に障害をお持ちの方などが「自立歩行」ができるよう誕生した自立動作支援ロボットです。
今は施設などで利用されていますが、将来的には在宅でも普及すると予想しています。
もう一つは、東京理科大 小林研究室さんが開発した「マッスルスーツ」です。
初期発表のものから拝見してきましたが、当初よりチューブや配線が少なくなりシンプルなスーツになったと思います。
こちらは介助する側の負担を軽減するのに効果があり2012に発売されるそうです。
介護だけでなくチカラ仕事にも効果を発揮できる優れものですね(^^)
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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