＠NEXT SenSEマガジン[vol.9]より（バックナンバー）1/2

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
１．今月のテーマ：最適資産運用その2／「金」投資
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【金投資とは？】
　金の取引方法としては、以下の種類があります。

現物取引→・金地金（延べ棒など）
　　　　　・金貨
　　　　　・純金積立
証券取引→・金ETF（金価格連動型投資信託）
　　　　　・金先物取引
　　　　　・金鉱ファンド

今回は、最もメジャーな金地金についてのメリット、デメリットについてです。

【金投資のメリット】
　まず金自体は株式などのように発行体があるわけではなく、金そのものに
価値があるという点で、価格下落の可能性が少ないという点です。
さらに、世界中で流通し、換金性も高く、価格が特定の国の政治経済に左右
されないという点も非常に大きなメリットです。
そして、金取引はドルを基準とした取引で、為替の影響を非常に受けやすい
こともあり、円高の昨今においては取り組みやすい状況にあると言えるでしょう。

【金投資のデメリット】
　一方、金自体は現物としての価値はあるもの、それ自体が収益を生む性質の
ものでありません。
にもかかわらず、価格的には市場の値動きの影響を受けてしまうという側面も
あります。
　また、売買を繰り返す場合には、金の価格と為替の動向に気を配る必要があり、
非常に多くの情報を収集する必要があります。
　そして、盗難や紛失の可能性もありますので、ある程度保有する場合には、
金庫や保険の必要性も出てくるので維持費がかかります。
　
【金投資に必要な心構え】
　金の価格自体は安定しているとはいえ、そのことを資産価値として過信する
のは禁物です。
現在のところ、預金や保険と違って、金相場が崩れた場合の救済措置は一切あり
ません。
　安定はしているが、投資対象そのものが収益を上げるわけではないという点
を考えれば、金投資だけではなく、他の投資と組み合わせた分散投資を考える
必要があります。
　とはいえ、金投資自体は、守りの資産形成の代表のようなものなので、ある
程度の資産を長期的に保全したい場合などは最適な投資かもしれません。

【マンション経営との比較】
　マンション経営と金投資は実物資産という点では似ている点もあります。
インフレに強い点や発行体に依存しない点です。
そういう点では、どちらも長期的な視点での資産形成に向いているのではないで
しょうか。
また大きく違う点は、対象そのものが収益を生み出すかどうかです。
不動産の場合は家賃収入などからの収益が見込めますが、金にはそれがない点です。

そのあたりのメリット・デメリットをしっかり把握して、バランスの良い
資産形成をしていきましょう。


もっとくわしくメリットを比較したいかたはコチラをクリック↓
http://www.enweb.jp/merit/

＠NEXT SenSEマガジン[vol.9]

http://www.enweb.jp/mailback/2010/09/next-sensevol9.html

株式会社えん

http://www.enweb.jp/