俺たちのせいじゃん！

昨今の住宅、家造りにおいて・・

何だか少しおかしいじゃないの？と・・
思うことがあるのです。


それは、本来と違う意味になってしまっている物が多いんじゃない？
ってことなんです。



たとえば・・
お風呂！

昨今の住宅においてお風呂というのはユニットバスが一般化というよりは絶対化してきています。

どんな家でも・・
ローコスト住宅でも普通の家でも高級住宅でもみーんなユニットバスです。

在来のお風呂は特別どころかめったにない物になってしまった・・


ユニットバスの金額や施工性や後々のメンテを考えると、それは別におかしいことではない。


要するに・・
安いし造りやすいし壊れにくい。

昨今のユニットバスは本当に良くできています。
当然そうなっていくことは間違いないことなんです。


でもね、そこは金額との相談なんです。

どこにお金をかけ、どこを抜くのか？
何もかもにお金を掛けることはできない、お金は有限なのですから。


お風呂にいくら掛けるのか・・
によるわけです。

お風呂にお金をかけるなら、職人さん達が腕によりをかけたお風呂の方がいいんじゃない？
ってこと。


ま、ようするに私はそういうお風呂が作りたいってわけなんですが・・


だって・・
世界に一つのあなただけのお風呂よ？
使い方もくつろぎ方も景色もあなただけのお風呂が出来るのに・・


そう・・
最近は造りやすくて壊れにくて全然安くないユニットバスがどんどん出てきています。


在来のお風呂、タイルや石や桧やなんかのお風呂よりずっと値段の高いユニットバスです。


そして、お客さんも変わってきた・・
在来よりユニットバスの方がいいと思っている方が増えてきたのです。


というより、それしか知らないから、はなから選択しもしない？
のかもしれません。

なんで３００万も４００万もするＦＲＰのお風呂がいいのか私らひねくれ者にはよくわからんのです。




住宅設備メーカーさんのショールームなんかに行くと、絢爛豪華な巨大ユニットバスが所狭しとずらっと並べられています。


本来売り上げの大方を占めているはずの・・
売れ筋の標準サイズの廉価版ユニットバスなどはまったくどこにもありません。

ま、それが向こうの手なんですが・・