この研究は、イギリスの科学雑誌『ランセット』に発表されたもので、早期の乳ガン患者57人を、告知後の心理状態によって4つのグループに分け、10年後の生存率を比較したものです。
4つのグループとは、Aグループは、無力感と絶望感にとらわれグループ。Bグループは、消極的受容、つまり、ガンであることをしぶしぶ受け入れてはいるが、自分では何もしようとしない、受け身なグループ。Cグループは、自分がガンであることを認めないグループ。
Dグループは、ファイティング・スピリットを持ち、ガンと闘う意志を燃やしたグループ。
結果は、Aグループの生存率は、わずか20%。それに対して、Dグループは、なんと70%の生存率。全員同じ程度の乳ガンですが、精神状態によって、生存率に3倍以上の開きが生じたのです。
この話はガンに限らず、さまざまな病気に言えることです。
私たちが症状を作り出している根底には精神的ストレスがあります。その原因である精神的ストレスと向き合い、取り組もうと言う勇気や気持ちがないと、原因が分からなければ結果も変わりません。
医者やよい治療が治すのではなく、「自分が治す」という心構えが大切ではないでしょうか。
山中英司
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このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
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「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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