
- 柳原 里枝子
- 株式会社ハートセラピー 代表取締役
- 東京都
- 研修講師
対象:顧客満足・コンプライアンス研修
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
前回にひきつづき「なぜ起こるのか」を考えますが今回は パワハラを行いやすい人についてお伝えします。
仕事が出来る人もしくは成功体験が過去にある人のうち下記に当てはまるタイプ
1.待てない・・自分自信が能率・処理速度等速いため、自分と比べてゆっくり考える人の話は最後まで聞けない質問攻めに
してしまう、仕事のスピードも自分と比べてゆっくりだとイライラしてしまう
2.期待値が高い・・部下に対して自分と同じくらいの能力を当たり前と思い望んでしまう故、目標を高く設定してしまい
出来ないと怒る、いずれはあきらめて無視をする
3.思い込みが強い・・自分尺度でものを考えるため、「このくらいは言わなくてもわかるだろう」と考え中途半端な指示の
出し方をする為、部下が思うとおりに動かないと「なんで出来ないんだ」「あれはどうなっているこれはどう
なっている」と顔を合わすたびに言う。
また、部下と自分との間には信頼関係が成り立っていると考え、叱咤激励のつもりで「00失格だ!」とか
「おまえは俺の顔に泥を塗る気か」など言う。(裁判事例にもあり)
4.プライドが高すぎる・・自己防衛のために上手くいかなかったときは部下のせいにする。悪いことをしても謝れない
5.自分に自信がない・・客観的にみると仕事が出来るのだが、本人は自信がないため(小さいころから厳しく育てられ、褒め
られたことがないため自己肯定感が低い)虚勢を張ってしまう。
6.強度の完璧主義・・まあいいかという気持ちにはなれず、120%を自分にも周囲にも求め、満足と言う言葉を知らない
ため周囲をつぶす。
7.育った職場環境要因・・自身の育った環境が厳しすぎる環境(パワハラが当たり前)だった場合、そうした部下指導や
関わりが当然と考えている
8.ベンチャー企業社長などカリスマ的存在・・無言の圧力などにより社員一同何も意見出来ないと言う状態の会社もある。
その他でも下記のタイプはおこしやすいとされています
1.立場が上になるほど、自身の発言力、周囲への影響力は大きくなりますがそのことに気づいていない
2.自分の価値観に固執している人
3.相手の立場を考えられない人
4.思いやりのない人
5.ストレスを多く抱えている人
6.人に対して嫉妬心が強い人
いかがでしたでしょうか?私が今まで関わったパワハラ行為者は以上のようなタイプです。
一言で言えば「相手の気持ちを考えられない、自分主義なタイプでしょう」自分と他人は違うのが当たり前、と言う事を認識していただきたいものです。
次回はパワハラ防止方法を考えます。
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