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中沢 努
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閲覧数順 2017年10月20日更新

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(0003) STAP細胞問題と倫理

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新・考えるための素材

今だから振り返る

STAP細胞論文の不正問題が世間を賑わせました。

不正が起こった背景には何があるのでしょうか?

 ・ ルールや規則の問題
 ・ 管理監督上の問題
 ・ 予算獲得を含む組織内外の政治的問題
などが挙げられます。

でも「もっと根底にあるもの」が潜んでいる、と私は考えます。

皆さんは、何か分かりますか?

それは実利に埋もれた意識です。


世の中の役に立つか立たないかは別にして、科学者は真理を追究する『プロトタイプ』と、
社会からミッションを請け負う『ネオタイプ』に分けられる。

ネオタイプの科学者が増えたのは、
1942年に始まった(原爆開発の)米国マンハッタン計画から。

このころから国の研究費が増え、
研究が職業になって名誉や金のために科学者になる人が増えてきた。

(村上陽一郎、東京大名誉教授)


今の社会は実利に埋没しているように私には見えます。

STAP細胞論文の研究不正騒動は、その一部にすぎない。

 ◆ 実利意識は、ルールや規則を無化させます
 ◆ 実利意識は、管理監督というマネジメント行為を歪めます
 ◆ 実利意識は、私たちを本来業務でなく、ポリティクスに誘導します

実利に埋もれすぎると倫理は保たれなくなる

それを敷衍していくと、
  「実利に埋もれた人間は倫理を逸脱しやすくなる」
ということへと繋がっていくと、私は考えます。

あなたは「実利に埋もれた日常」を送ってしまっていませんか?

(中沢努 http://www.pensee.co.jp/peculiarity/index.html 「考えるための素材」 0003)

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