- 柳原 里枝子
- 株式会社ハートセラピー 代表取締役
- 東京都
- 研修講師
対象:顧客満足・コンプライアンス研修
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
- 中沢 努
- (コンサルタント・研修講師・講演講師)
パワーハラスメントとは『職権などのパワーを背景にして本来業務の適正な範囲を超えて継続的に人格と尊厳を傷つける言動を行い就労者の働く環境を悪化させる、あるいは雇用不安を与えること』と定義されています。
本来業務の適正な範囲を超えてとは
組織や個人に対して仕事上何らかのノルマが課せられるのは職務の範疇である。しかし、度を超えた厳しい仕事量、達成不可能な業績を求めるのはパワハラ行為となります。また相手が望まない、仕事と関係のない事、例えば「個人のライフスタイル、体型、家族など」についても口出しをし、屈辱的な言動や嫌がらせ、乱暴な言動を繰り返し人格までも非難することもパワハラとなります。
継続的にとは
パワハラの多くは数週間から数カ月、数年にわたり繰り返されます。例えば仕事上のミスをした場合にその場で注意するだけではなく、後になっても言われ続け次第に言動が過激になる場合これもパワハラです。
パワーハラスメントを放置している職場では、一時的に売り上げなど上がるかもしれませんが、間違いなく長くは続きません。社員も人間ですのでお互いを尊重して、対応する必要があります。
成果主義で数字しか見ない場合は危険!
売り上げだけ、数字だけで社員を評価するような組織風土があると、管理者も上からのプレッシャーがあり、部下が成績を出さないと自分自身がどやされますので、同じことを部下にするようになります。
普段の仕事に取り組む姿勢や仕事のプロセスなども見ていくような評価をいたしましょう
パワハラ加害者は自覚がない人が多い
私は企業でハラスメントコンサルタントをしておりますが、ハラスメントの360度診断をした場合に他者からハラスメントの指摘をされている方ほど、自己診断にて「自分は問題ない」という結果を出しております。
そして、私が行為者にあうとまさに寝耳に水!という反応をしたりもしくは、パワハラ行為に対して「この指導法は正しいのだ、売上を上げるためには厳しくしなければしかたないのだ、周囲がダメなやつらだからしょうがないのだ」と申されます。つまり自覚がないか、パワハラと考えていないかです・・・
次回は、パワハラを行いやすい人についてお伝えします
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