- 中沢 努
- パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
- 東京都
- コンサルタント・研修講師・講演講師
対象:人材育成
最近の新聞には電子版があるので、新聞を紙で読むことは絶対でなくなりました。
しかし紙で読む新聞には、紙面をめくる楽しみあり、ページをどんどん進めながらキーワードをチェックする一覧性の便利さあり、古新聞として非常時の寒さよけにもなるなど、紙ならではの「味」があります。
さてこの新聞ですが、自分の家に配達されたものを読む人が多いことと思います。
当たり前のことですが、新聞休刊日を除き、新聞は家へ届けられます。
暑い日も、寒い日も、雨の日も、雪の日も、そして台風や地震の後であっても、新聞配達の人が動ける限り、新聞は届けられます。
何かの事情でいつも届けられる新聞が届けられなかったりすると、思わぬ不便さを感じます。
いつもきちんと配達されるという日常に慣れ、無意識のうちに「朝起きれば新聞がある」というのをあたりまえに感じるようになっています。
でも、寒い朝に玄関から新聞を引き抜くと「配達するの、大変だな」と思います。
熱帯夜が明けた朝だと「暑いだろうな」と思います。
台風の日なんかだと、素朴に「いやいや、本当にありがたい」と思います。
あってあたりまえの商品。
あってあたりまえのサービス。
でもその裏には「それを提供してくれる人」がいる。
目立たないけどありがたいものってありますね。
新聞配達もその一つかもしれません。
たまにはそういう「あまり陽の当らないもの」に目を向けるって、大切です。
もしあなたが、そんな気持ちになれなかったとしたら・・・・。
「地味な、陽の当らないこと」をやってみるといいです。
いろいろなことが分かるはずです。
(中沢努「日常を哲学する」から抜粋)
≪お問い合わせ先≫
パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー(http://www.pensee.co.jp/)
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