家族を殺した通り魔を殺しかえすことの是非(裁判員/殺人事件) - コンプライアンス研修 - 専門家プロファイル

中沢 努
パンセ・ソバージュ・アンド・カンパニー 代表
東京都
コンサルタント・研修講師・講演講師

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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家族を殺した通り魔を殺しかえすことの是非(裁判員/殺人事件)

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日常を哲学する

殺人事件の裁判員をしなくてはならない男がいました。

彼は隣の男に言いました。
「人を殺すのは悪い。でも今回は特別だ」

隣の男は言いました。
「なぜだ?殺人に特別も何もないだろう」

彼は言いました。
「いや、ある」

男は聞きました。
「じゃあ聞こう。特別とはどんな時だ?」

彼は次のように答えました。
「報復、つまりやられた時だ」
「そして身内、或いはそれに準ずる極めて大切な人が殺された場合だ」
「つまり、殺しかえす(殺人の)動機が“大切な人が死んだのだから、殺したお前も等しく死ぬべきである”であり、あくまでもその思いが純粋である場合だ」

男は私を見ました。そして言いました。
「お前はどう思う?」

私は緊張しながら答えました。
「特別というお気持ちは分かりますが、殺人は殺人。やはりいけないのでしょうか・・・」

用事があるからと言って立ち去った私の中では・・・「今回は特別だ」という言葉が・・・こだまし続けました。

あの夢を見て以来、
◆ 選ばれたからという理由だけで裁判員を引き受けてはならない
◆ 裁判員は自分の人間性を問われる
と強く思うようになりました。

(無断転載や無断複製禁止)
 中沢努  「人間としてのコンプライアンス原論」の内容をコラム用に書き換え

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