成熟社会のマーケティングはどうあるべきか - 商品企画・プランニング - 専門家プロファイル

平岡 美香
フードコンサルティング株式会社 マーケティングアドバイザー
東京都
マーケティングプランナー

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対象:商品企画・開発

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閲覧数順 2024年04月23日更新

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成熟社会のマーケティングはどうあるべきか

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マーケティング 市場調査・商品企画

成熟社会のマーケティングはどうあるべきかを考察してみます。

 

 成熟社会の4 つのキーワード本質、価値、選択、接触です。成熟化社会においては、お客様は既に様々な体験をして多くの情報を持っているため、お客様の要求はますます多様化しています。

 当然、他にはないその商品独自の付加価値を求める度合いも高くなっています。

 そのため、お客様の変化に対応していくためには4 つのキーワード、本質、価値、選択、接触について、改めて検証する必要があります。

 そして、それぞれのテーマ毎に戦略を立て同時に進めていくことが、マーケティング戦略の実行になります。

 

1.本質について

 自社及び自店の売っている商品の本質は何か?しかも、その本質がお客様の求めている本質とあっているのか? 例えば、美味しさ、安さ、ボリューム、提供スピード、カロリーなど。

 お客様は商品を買うのではなく、商品によって満たされる満足を買うようになっています。

 

2.価値について

 自社及び自店で売っている価値は何か?しかも、その価値がお客様の求めている価値を上回っているか?

 例えば、お得感が高いか、パッケージがきれいか、質感が抜きん出ているかなど。お客様は購買体験を数多く経験することで「自分にとって価値あるモノ」を「価値に相応しい価格」を選ぶ傾向にあります。

 

3.選択について

自社及び自店の商品がお客様から選ばれるようにしているか? また、選ばれるようどのような方法を実施しているか?

例えば、食材を産地より直接仕入れることで鮮度が極めてよい、商品構成が楽しいなど。お客様は食べたがっているのではなく、良い店を選びたがっていると捉えるべきである。従って、選ばれ必要とされるお店にならなければならない。

 

4.接触について

自社及び自店はお客様と正しく接触しているか?

しかも、年間計画の基に月・週・日単位に落とし込み、接触を効果的に繰り返しているか?

例えば、お客様を囲い込むよう顧客管理しているか、忘れられないように計画的に販促しているか、など。

 

 大切なことは、お客様に対する付加価値戦略を推し進めるための4つのキーワード、本質、価値、選択、接触はそれぞれが別個の事象ではなく、相互に連鎖していることです。

 御社にとっての4つのキーワードは何でしょうか?

 

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