No.169 中国で躍進する味千ラーメンから学ぶ“攻め”と“守り” - 海外展開 - 専門家プロファイル

澤田 且成
アイディーテンジャパン株式会社 企業ブランディングコンサルタント
東京都
ブランドコンサルタント
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No.169 中国で躍進する味千ラーメンから学ぶ“攻め”と“守り”

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  1. 法人・ビジネス
  2. 新規事業・事業拡大
  3. 海外展開
ブランディングニュース 『世界で活躍するニッポン・ブランド』

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No.169 中国で躍進する味千ラーメンから学ぶ“攻め”と“守り”
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“選ばれ続ける仕組み”を設計するメールマガジン      2011.06.06

 ブランディングニュース『世界で活躍するニッポン・ブランド』

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【ブランディング勉強会レポート】

先日、東京国際フォーラムで開催されたブランディング勉強会の
様子を公開しています。
⇒ http://bit.ly/lmlg13
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こんにちは。
アイディーテンジャパン・ブランディングニュース編集局です。

きのう6月5日は「世界環境デー」。
好天に恵まれた日曜日ということもあって、
環境をテーマにしたイベントが各地で開催されていたようです。

折しも日本は現在、夏に向けて節電の意識が
過去にない高まりをみせています。

電力危機という形に後押しされたとはいえ、
節電への意識が一過性のものにしないためにも、
環境という部分からも同時に啓発する必要性を感じています。

さて、今回のブランディングニュース
『世界で活躍するニッポン・ブランド』では、
中国で圧倒的な知名度をもつラーメン店「味千」を取り上げます。

全店舗数は6月時点で703店舗。
しかしほとんどの店舗が海外で、本部・熊本を除いては、
その名はあまり知られていません。

しかし、サーチナ研究所の調べによれば、
上海市民2000人へのヒアリングのうち、一度でも来店した人が
66.5%という、驚異的な数字を叩きだしています。

今回は、中国で躍進する味千を、
ビジネスの面から見た“攻め”と“守り”について
ブランディングの視点から考えたいと思います。

味千ラーメン
http://www.aji1000.co.jp/
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<本日の内容>
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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
中国で躍進する味千ラーメンから学ぶ“攻め”と“守り”

[2] 編集後記

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[1] "選ばれ続ける仕組み"の事例:
中国で躍進する味千ラーメンから学ぶ“攻め”と“守り”
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■ 「客は中国人」を意識した攻めのメニュー展開

味千はいまから16年前に中国へと進出。
以後急速に成長を遂げ、3年前には300店舗を達成しています。

日本企業がわざわざ進出するとなれば、
一般的な考えでは「和食」「日本の食材」など
日本という強みに関連したものを掲げるところ。

しかし味千は、備わっている日本という強みではなく、
消費者を意識したメニュー展開を進めていくのです。

こうした攻めの姿勢を支えたのは、
中国本土で味千を運営する現地法人。

何よりも「客は中国人である」点を重要視し、
中国の外食文化を把握したメニューとしました。

その特徴とは、種類の豊富さ。
味千の主力であるラーメン以外に、丼類、カレー、各種一品、
デザートなど、あたかもファミリーレストランのように
幅広くメニューを用意。

「何屋かわからない」とさえ言われる店舗運営を
現地法人は本部と協議しつつ展開していきました。

こうした視点は、やはり現地法人でなければできないもの。
ターゲットが求めるものを明確化し、
それに沿った展開が、まず挙げられる躍進のカギです。

続きはこちらから。

⇒ http://www.id10.jp/brandingnews/110606

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