中古マンションの選び方 その5 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

奥山 裕生
奥山裕生設計事務所 主宰
東京都
建築家

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対象:住宅設計・構造

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中古マンションの選び方 その5

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マンションスケルトンリフォーム

「購入前に入手しておきたい資料・情報」

 

内覧を繰り返し、「本命」の中古マンションが見つかったら、

不動産屋さんに依頼して、以下の資料・情報を入手しましょう。

 

「管理規約」

特にリフォーム工事に関する規約は重要。

フローリングが不可というマンションもあります。

フローリングが可という場合でも、ほとんどの場合、

L45など遮音性能の規定が決められています。

 

「修繕積立金の滞納」

マンション全体で滞納金があるかないか。

ある場合は、何世帯ぐらいかをチェック。

その割合が多い場合は購入を控えましょう。

 

「長期修繕計画書とその履歴」

本来、行なうべき修繕計画がきちんと行なわれているかどうか。

計画に対して、修繕積立金が著しく少ない場合は、

築年数に関わらず、マンション全体がスラム化していく

可能性があります。

 

「登記簿」

登記簿上の所有者と売主が一致しているか。

抵当権が設定されたままになっているか。

設定されている場合は、売買契約を結ぶ日までに

抹消されることを不動産屋さんに確認しましょう。

 

「現況施工図面」

ほとんどの場合は、管理人室に常備しています。

スケルトンリフォームを行なう場合は、

この図面を手に入れることが必須です。

しかし、読み取るには専門的な知識が必要なので、

できれば、この頃までには、依頼する設計者を決めて

同行をお願いするとよいでしょう。

売買契約前には、図面のコピーが許されず、

閲覧のみというケースもあります。

 

「近隣住民」

両隣り、上下階の世帯がどんな方なのか、

さりげなく売主や管理人さんから聞き出しましょう。

リフォーム工事をする上でも、

その後、生活する上でも、大事なチェック項目です。

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