- 東島 鋭
- 一級建築士事務所 東島鋭建築設計工房
- 大阪府
- 建築家
対象:住宅設計・構造
その良し悪しに関わらず日々の生活環境が
多くの影響を子どもに与えることは理解していただけると思います。
では住環境を心を育む場として考えるとは
具体的にどういうことなのでしょうか。
それには先ず“日常”を考えることから始める必要があります。
日常の出来事とは普通の出来事ですが、
普通=無難・無害では決してありません。
普通の出来事が自分や子どもの心にとってプラスになっているのか、
あるいはマイナスになっているのか。
その差は、日々の生活の中ではほんの僅かなものであっても、
長い年月の中では大きなものとなり得ます。
日常における家庭内の生活環境を見直し必要があれば改善する・・・。
日常を考え大切にし始めれば、
おのずと住まいのことも考えるようになります。
このような流れで考えられた住まいは、
機能性といったモノだけではなく、
人を大切にした心を育む場としての役割を担うことができるようになります。
そして、そのような住まいでは、
子どもの、エネルギーに満ちた声が
たえず聞こえてくるはずです。
(つづく)
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