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茅野 分
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市原 真二郎
(カイロプラクター)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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花粉症もぜんそくも怖くない!?アレルギー体質改善大作戦(1)

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  1. 心と体・医療健康
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今年もいよいよ「花粉症」の季節がやって来ました。花粉症はスギやヒノキなどの樹木の花粉や、ヨモギ・ブタクサなど草木類の花粉が主な原因で起こるアレルギー性の鼻炎ですが、日本に於いては春先のスギ花粉が最も大きな原因物質となっております。毎年春先ともなると、よく晴れた日や風の強い日などには鼻水やくしゃみが連発し、涙が止まらない、などといった症状に悩まされる方が大勢現れます。2月から4月頃にかけては、電車や店舗、路上など至る所にマスク姿の方が目立ちます。

スギ花粉症の流行には周期があり、今年はどうやら「当たり年」になりそう・・という予報が発表されています。花粉が少なかった昨年の反動で今年は花粉が倍増する、という本来の巡り合わせに加え、昨年夏の猛暑の影響で花粉の生成量が一層増えた、という事情からです。昨年の10倍近い花粉量になりそうだ、という予報さえあります。花粉症に悩まされている本人にとって春先の一日は、鼻や目など肉体的な苦痛のみならず、早く過ぎ去って欲しいと心底思う、たいへん憂うつな日々です。

花粉症の原因は2月から4月にかけてのスギばかりではなく、3月から5月にかけてはヒノキ花粉症がやってきます。さらに5月から7月はカモガヤ・ハルガヤ、8月から10月やブタクサ・ヨモギなどが登場し、それぞれの季節特有の花粉症をもたらします。また青森・長野のリンゴや和歌山のウメ、山梨・福島のモモ、山形のサクランボ、北海道のシラカバなど各地域に特有の花粉症も存在し、一言で花粉症といっても季節や地域ごとのバリエーションがあり、なかなか複雑です。

ある調査では、花粉症に罹っている日本人は約10人に1人と言われており、今や国民病ともいえる増加ぶりです。しかも最近の特徴として、大人だけでなく小児の花粉症患者も急速に増えています。ただ高齢の方々に尋ねると、口を揃えて「昔は花粉症などなかった」という答えが返ってきます。花粉症という病名がなかっただけでなく、花粉症らしい症状、つまり春先など限られた季節に鼻水やくしゃみを連発する、といったアレルギー性の鼻炎症状が昔は殆んどみられなかったのです。

花粉症が最近になって急増した原因としてひと頃注目されたのは、スギ花粉そのものの増加です。戦後間もなく杉の植林が盛んな時期があり、近年になって杉の開花数が急増したというのです。また宅地開発が山間部にまで及び、杉林の近くにも住宅が建つようになったとも言われています。しかし日本列島には杉は昔から植えられていましたし、杉林から遥か離れた地域にも花粉症の被害は及んでいます。花粉の量や振る舞い自体は今も昔も根本的には変わらないのです。

花粉症と並んで「ぜんそく」に罹る方も増加傾向です。ぜんそくは気管支の内腔が狭まって呼吸がしづらくなる病気で、明け方などに咳き込んで止まらなくなり、救急車で病院に搬送される方が後を絶ちません。春先や秋口などの季節の変わり目、梅雨時など湿度の高い季節に増悪する傾向があります。少年期から青年期に多発し、成人するにつれて自然に治癒するのが普通でしたが、最近では乳幼児からの発症や成人してからの発症もたいへん目立ち、季節性もあいまいになってきています・・(続く)

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