今日は仕事において、私が考える「見込みのある人」と
「見込みのない人」のお話。
見込みのない人は・・・
□ 自己分析の視野が狭い人
自己分析というのは学生時代、就職活動でされた方も多いと思います。
出来る出来ない以前にその視野がものをいうと思います。
これはいわば自分の社会観や仕事観を表します。
自分主体ではなく、社会や周囲を主体に自分をみた場合
自分がどう映っているのか?を広い視野で考えられるかどうか。
視野が狭いというのはなかなか直せません。
特に自分主体でものを考え、周囲の環境やものや人のせいにしてしまう
傾向があり、自分で何かを変えるチカラが乏しいことが分かります。
自分の力で何かを変える気があるのかどうかが重要なポイントといえるでしょう。
見込みのある人はその逆です。
常に社会や周囲を主体で考え、自分はどう映っているかを意識して
それを自分の変革やチカラに吸収しようと考える人です。
よくある他人の評価を気にして、萎縮するタイプとは似て非なるものです。
萎縮する人は自分で何かを変える気はないのが通例ですから。
□ 人に「あたりまえ」を求め、自分に「あたりまえ」を課さない
施しを受けて当たり前、自分は人に施しをしない人。
こういう方も多いです。
「感謝できない人」と言い換えることも出来ます。
たとえば・・・
「●●は会社として当たり前だよね」
「上司だったらそれくらい分からないといけないよね」
「普通「彼女」だったらさ・・・」
など、施しを受けることばかり先に考え、自分で何か施しをすることを
あたりまえと考えられない。
こういう「見込みのない人」を組織に抱えてしまうと大変です。
仕事の知識量は豊富ですが、こういう利己的な方も多いと思います。
周囲に辛辣な意見を述べる割に、自分で何かをしようとは思わない。
出たものにイチャモンをつける。
それを振られたら、「自分の仕事ではない」などと理屈を並べて回避。
けっこう周囲にこういう方いらっしゃるのではないでしょうか。
ここまでみていただいておわかりかと思います。
見込みのある人は、
周囲や社会を鑑み、多くのことを自分に課せられる、視野の広さと謙虚な人
ということです。
そんな人っているの?と思われるかも知れませんが、
結構いますよ。特に若い方で。
そういう人をすくい上げられない社会もあるのかも知れません。
うわべの知識や経験だけで決めてしまったり、口が上手いなどの
表面的なところでだまされちゃっている人もいるのではないでしょうか。
このコラムの執筆専門家
- 辰巳 いちぞう
- (東京都 / 経営コンサルタント)
- 株式会社SGOソリューションズ
今すぐやれることから、企業のリソースを活かした営業支援を実行
営業支援(戦略・戦術の設計から実行・検証)を切り口に、人材の成長と強い組織づくりのトータルソリューションを提供しています。提案や研修という行為をゴールにするのではなく、実行後の「成果」に徹底的にこだわり、企業の成長をバックアップいたします。
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