- 渡邊 英利
- FPワタナベ ライフデザインオフィス
- 東京都
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
- 伊藤 誠
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長引く低金利に加えて、政府による住宅取得支援策により、今とても人気が出ている住宅ローンがあります。
それが、フラット35です。
フラット35って?
フラット35は、住宅金融支援機構が民間金融機関を通じて提供する、長期固定金利の住宅ローンです。
フラット35適合住宅のうち、(1)省エネルギー性、(2)耐震性、(3)バリアフリー性、(4)耐久性・可変性、のいずれかに優れた住宅を建てたり購入したりした場合に、「フラット35S」が適用できます。
今注目を集めているのは、そのフラット35でも、期間限定で金利の引き下げをしてくれる「フラット35S」というものです。フラット35Sを利用すると、当初10年間、金利が1%引き下げられ、月々の返済額がラクになります。
この制度、従来は当初10年間0.3%引き下げだったのですが、景気対策として今年に限り引き下げ幅が拡大されているんです。さらに、もう一段レベルの高い住宅については、フラット35S(20年金利引き下げタイプ)が利用できます。20年金利引き下げタイプの場合、当初10年間が1%引き下げ、11年目~20年目までが0.3%金利引き下げが続きます。
フラット35Sは、いくらトクするの?
例えば、返済期間35年で2000万円借りた場合を比べてみます。フラット35を取り扱っている金融機関のうち、2010年8月時点でいちばん低い金利は、2.23%です。ボーナス返済なしとした場合、次のようになります。
■ 当初10年間の毎月返済額
フラット35 68,638円
フラット35S 58,626円
月々約1万円のトクになりますね!年間約12万円!
フラット35S(20年金利引き下げタイプ)を利用した場合、35年後の総返済額の差は・・・
なんと、約245万円!!
話題のハイブリッド車1台分、おトクになるんですね!?
こんなにもおトクになるフラット35S、これからマイホームをお考えの方にとってはとても魅力的です。
さいごに、次の点に注意しながら活用を検討していきましょう。
1.0%の金利引き下げは、申し込み期限があります(当初は2010年12月までの申し込みで終了予定でしたが、2010年9月の閣議決定により、【フラット35】Sにおける10年間の1%金利引き下げは、2011年(平成23年)12月30日申し込み分まで延長されることになりました。)。また、予定の募集金額に達した場合は、期限を待たずに終了してしまいますので、ご注意ください
また、当初10年間の返済額が軽くなるからといって、今の生活ギリギリの返済額で借りないようにご注意ください。金利引き下げが終わる11年目からは、毎月の返済額が増えますので、その時の返済額でも余裕をもって生活ができるように、借入額を決めましょう。
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