う〜ん。どれも気にいらないんですよね‥。
山と積まれた プレゼンテーション図面を手に あるご夫人が
以前、こちらの事務所まで、相談にこられたことがありました。
住宅を新築するにあたり、計画案を、思いつくありとあらゆる
住宅メーカーさんにつくってもらったようなのです。
ここをこうすれば‥こうなっちゃう‥ こうすれば‥ フ〜‥。
理想の間取を求めて彷徨い、疲れ果てているようでした。
こんなときは、まず どんな住まい方をしたいのか。
という コンセプト を明確にする必要がある。と
わたしは 思ってます。
わかりやすい たとえば の例ですが
“ど〜しても中庭がほしい。解放的な中庭を眺めて食事がしたい。”
‥という 住まい方の目的があったとします。
このコンセプトを実現させるために、玄関の収納は小さくする。
ということであれば、収納は小さくすることは、プラン二ング
の上での 妥協や譲歩 という敗北ではありません。
コンセプト実現のための代償であり、これもひとつの勝利です。
来年度の予算編成。
概算要求の段階で 各省庁からの予算請求、一律10%カット。
これはただ単純に、みんなに我慢しろといってるだけであって、
まさに、妥協や譲歩の産物でしかありません。
まず ここの政策を重点に行おう。という 明確なコンセプト
があるならば、その結果として、予算が減った項目が あった
としても、それもひとつの 勝利 のはずだと、私は思います。
‥なぁにやら、大上段な はなしに なっちゃいました。
昨日は事実上、総理大臣が決まった日でありました。
特定の政治家の方を 支持したり、しなかったりするつもりは
ないのですが、ひとこと だけ、口をついてでました。
くらしが よく なりますように。
このコラムの執筆専門家
- 岩間 隆司
- (東京都 / 建築家)
- 株式会社ソキウス 代表取締役
スマートに シンプルに 住う。 都市型住宅・集合住宅
都市の厳しい条件のもとでも、住宅や集合住宅を実現させてきました。住宅計画における制約は、生活空間に個性が生まれる、ひとつの契機として、ポジティブにとらえております。
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ロースペックな都市型狭小住宅計画(2015/04/20 14:04)
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