- 佐山 希人
- 佐山建築研究所 一級建築士事務所 代表取締役所長
- 建築家
対象:新築工事・施工
2010年7月2日(金)
土台廻りは下からの水の吸い上げで腐朽していたため、2階の梁廻り、3階床の梁廻りを帯状に切り開きすべてをチェックすることにした。何らかの理由で水が 回った形跡はあるものの腐朽に至っている部分はなく構造体は問題なかった。しかし、少量でも一度水が回ると抜け道がないこの工法はやはり躯体には良くな い。透湿防水シート、外壁のダイライト、仕上げ左官材のホワイトVも湿気は外に逃がすが外部からの水は中入らないゴアテックスのような特徴があるとうたっ ているが乾燥に至るまでには時間がかかるだろう。また、それらの水が出ていく機能があるということは固定する釘やビスもステンレスを使うのが必須。写真に ある鉄製の釘は錆が始まっており長い年月でいずれは固定機能が果たせなくなる時も来ると思われる。
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