投資目的について - 資産運用・管理 - 専門家プロファイル

巻口 成憲
リズム株式会社 専務取締役
東京都
不動産投資アドバイザー

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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月25日更新

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投資目的について

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皆様こんにちは、リヴァックス株式会社の巻口です。

今日は投資目的についてお話していきます。

投資目的なんていまさらとおもわれるかもしれませんが、目的をきちんと意識して投資されている方は

意外に少ないのではないでしょうか?

皆さんは投資をする際に、どのようなゴールをイメージしておこなっていますか?

「とりあえず目先の余剰資金を効率的に運用したい。そのためにもっとも有利な金融商品を探したい」

という考えのまま、特にゴールを意識していない方が多いように感じます。

 

ここで言っているゴールとは、どの時点にどれくらい資産を確保しておくかというボリュームの話です。

生きている限り、お金は使い続けるわけですから、そういう意味では投資に終わりはありません。

ただし、人生の節目節目で必要となる金額は当然異なります。

そのため、それぞれに応じた「資産ボリューム」をイメージしておく必要があります。

何歳くらいにどのくらいの資産があればよいのかということです。

旅行費用や車の買い替え資金などから始まって、結婚資金の準備や、子供の進学費用、

親の介護費用や老後の生活費の確保など、人生において大きなお金が必要となるタイミングはいくつ

もあります。

どのタイミングでどのくらい資金を確保しておけばよいのか、資産の構成もイメージした投資ゴールを

想定しておくことは重要です。

目先目先で有利な金融商品を追い求めてしまうと、結果その場その場の場当たり的な投資になって

しまいます。大きくもうけることもあれば、大きく損をしてしまうこともあります。

それでは最終的に自分が期待する時期に期待するボリュームを確保できず、ライフプランが実現

できない可能性があるのです。

将来のライフプランを見据え、複合的な視点で投資をするほうが、実現可能性は高まります。

 

それではライフプランをどのように整理していったらよいのでしょうか?

簡単な考え方として3つのお財布をもつイメージすると整理しやすくなります。

一つ目のお財布はいざというときのお財布です。

生活資金をしっかりと確保することで、不足の事態に備えることができます。これは短期資産と

いわれ、「換金性の確保」を重視して投資を行う必要があります。

二つ目のお財布は目標達成のお財布です。

経済環境が大きく変わらない数年単位で支出が予定される金額をしっかりと確保するお財布です。

これは中期資産といわれ、「利殖性の確保」を重視して投資することになるでしょう。

三つ目のお財布がセカンドライフの備えのお財布です。

年金が期待できない昨今、自助努力できっちりと備えを確保しておくことは重要です。これが長期

資産であり、「安定性の確保」を重視することがポイントです。

これが、昔から資産形成の考え方でいわれているいわゆる資産三分法です。

この考え方をベースに、どのような資産がそれぞれのお財布に適しているか、順番に整理していきましょう。

 

次回は安定性の確保についてお話いたします。

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