等級2 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

岡田一級建築士事務所 
大阪府
建築家
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対象:住宅設計・構造

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等級2

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●住宅性能表示制度 ☆高齢者配慮
等級2は下記項目をすべて満足する必要があります。

イ 部屋の配置
日常生活空間(高齢者が主に使用する空間)のうち、特定寝室(主に高齢者が使用する部屋)と同一階にトイレが必要

ロ 段差の解消
日常生活空間内で認められる段差:玄関の出入口でクツズリと玄関外部の段差が20mm以下のもの、且つ、クツズリと玄関土間の段差が5mm以下のもの
:玄関上りカマチ
:勝手口等の出入口・上りカマチ
:浴室出入口の20mmの単純段差、又は、内外高低差120mm以下+またぎ高さ180mm以下+手すり
:バルコニーの出入口
日常生活空間外で認められる段差:玄関・勝手口等の出入口・上りカマチバルコニー・浴室の出入口
:畳コーナー等の90mm以上の段差

ハ 階段の安全性
勾配 :22/21以下
:550mm≦けあげx2+踏面≦650mm且つ
踏面は195mm以上
蹴込み :30mm以下
曲がり部分の寸法 :適用の除外規定あり
建築基準法 :遵守
形式 :規定なし

ニ 手すりの設置
転落防止以外の手すりの設置基準:階段片側に設置(45°を超える場合は両側に設置)
:便所・浴室に設置(玄関・脱衣室に下地の準備)
転落防止の為の手すり :設置

ホ 通路の幅員
日常生活空間内の通路幅員 :規定なし
日常生活空間内の出入口の幅員 :規定なし

へ 寝室・便所・浴室
浴室(寸法・面積は内法) :規定なし
便所(寸法は内法) :規定なし
特定寝室(面積は内法) :規定なし

等級2といえども、ミリ単位の施工制度が要求されます。特に注意が必要な部分は玄関部分で、通常玄関ドアは水返しの為の段差が15mmは既に付いています。すると許容段差の残りは5mmとなりドアの下端がポーチのタイルに擦れそうになります。(長年使用している間に歪みが出来たり、丁番に緩みが出来たりして、将来必ず擦れる寸法です)それが嫌さに少しでも大目に段差を取ると一発で等級1にランクダウンします。

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木造住宅が得意な建築家。

建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。

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