- 沼田 順
- Office JUN 代表
- 兵庫県
- ファイナンシャルプランナー
対象:住宅資金・住宅ローン
- 伊藤 誠
- (ファイナンシャルプランナー)
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7月2日に住宅金融支援機構から7月のフラットの金利が発表されました。
フラット35の最低金利は2.32%と前月比0.09%の大幅な低下となりました。
三井住友銀行でも0.08%でしたので、それを上回る引き下げ幅になります。
6月の下旬に長期金利が1.1%を割り込んだ影響もあり、生命保険会社等の
引き受け手となる機関投資家が安全志向を強めたため、機構側も有利に
資金調達できたものと考えられます。
ここでフラット35Sが利用できる物件であれば、当初10年間はさらに
金利が1%引き下げされるため、当初10年間の金利は1.32%と変動金利と
ほとんど変わらない水準となりました。
さすがに、この水準がボトムだと思いますが、金融市場の不安定な動きが
続いているため、しばらくはこの水準での動きが続くような気がします。
ここまで条件が良くなると、フラット35Sの利用もさらに伸びると考えられますが、
金利1%引き下げは今年の12月30日の申込分までであり、募集金額が一定に達すると
終了する旨記載されていますので、注意が必要です。
補足:フラット35の金利は2.32%~3.28%まで金融機関により差が生じています。
これは何故なのでしょうか。
当然ながら機構から金融期間が調達する金利はこれよりも低い金利です。
ここで手数料相当額を先に現金で取るのか、金利に上乗せするのかで1%も差が生じています。
前者はモーゲージバンク等のフラット専門業者、後者は一般的な銀行が当てはまります。
また大手銀行等は自分達で資金調達できるため、フラットに積極的でない金融機関もあります。
沼田 順
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