- 松脇 美千江
- ベストライフ・コーチング 代表
- 熊本県
- パーソナルコーチ
対象:コーチング
「どうしてさっさと調べないんだろう?やる気あるのかな。」
依頼した業務になかなか移らない部下。
そういう自分も、机の上には未処理の仕事が山積み。
つい、ため息をついてしまう。
しばらくすると、部下が、「あのう、調べてみたんですけど。」と報告に来る。
「え?結構速いじゃない。」と思いつつ見てみると、これでは調べたうちに
入らない。
「これで調べたつもりなのか。」とついつい辛口になってしまった。
あのあと給湯室で会った。ちょっときまづかった。
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あなたにも似たような経験は、ありませんか? もし思い当るなら、
あなたは柔軟性を広げる、ということを学ぶと、
あなたも部下も楽になり、お互いの可能性を引き出すことができます。
柔軟性が低いと、こうであるべき、というところに基準が設けられ、
その基準に達しないとダメ出しをしてしまいます。
期待とこだわり、完璧主義を、自分に対しても人に対しても
押しつけてしまい、ストレスを作り出します。
”柔軟性?そんなこと考えたことないけど、たぶん柔軟性はあると
思うなあ。”
と感じられたかもしれません。
しかし、成功知能指数を表すSIQ検査をしてみると、柔軟性が
低い場合が結構多いのです。
朝は絶対ご飯!、パンなんか食べない
レポートは自分が納得できるレベルまで出来上がらないと提出しない
など、こだわりや完璧主義はありませんか。
柔軟性が低いことを一旦、自覚できると、自分の基準に固執せずに
相手のやり方や価値観も尊重しようという意識が芽生えます。
それがあなたの言動を変え、そこに新しい流れが生まれてきます。
今まで、期待はずれで落胆していたことが減り、落ち込まずに
次の事に気持ちを向けることができます。
そしてこの小さな変化が、いい気分を持続させ、自分や相手の
仕事へのやる気や、人間関係にもいい影響を与えます。
「私は柔軟な思考を持っているだろうか。
完璧主義になり過ぎていないだろうか。
自分のやり方や価値観にこだわり過ぎていないだろうか。」
と、時には自分を客観的に見てみましょう。
気づけたらその分、手放すことができます。
そして、自分も自分の周りの人もその分、楽になります。
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