- 井上 岳久
- 戦略PR&マーケティング総合研究所 戦略PRコンサルタント、中小企業診断士
- 東京都
- 経営コンサルタント
対象:営業
- 水内 終一也
- (経営コンサルタント)
- 本森 幸次
- (ファイナンシャルプランナー)
第1部「PR」という最強のマーケティング武器を知らない方へ
皆さん、はじめまして。経営コンサルタントでマーケティングPR第1人者の井上岳久です。
(私の著書で実務に携わる広報担当者のバイブル『無料で一億人に知らせるPR広報術』をお読みいただいていますか?)
「All About」でPRに関する連載をスタートするにあたり、そもそも「PRとは何か?」ということの再確認から始めたいと思います。
私たちは日々、「自己PRをして下さい」などと何気なく「PR」という言葉を使っていますが、それは主に「紹介」や「案内」といった意味合いでしょうか。
しかし本来のPRは英語のパブリックリレーションズ(public relations)の略で、れっきとした経営・マネジメント用語です。日本語に訳すと「広報」「宣伝活動」などの言葉が充てられます。
企業は消費者に自社のことを知ってもらいたいし、消費者も企業や商品のことをよく知りたいという欲求があります。こうした双方向の需要を具体的な形にし、企業と社会を結ぶコミュニケーション手法が「PR」なのです。
企業においては、どの部署にとってもPRは無縁ではありません。
マーケティングや経営企画部門にはもちろん企画した新商品のPRが必要ですが、財務管理部でも投資家たちに株を購入してもらうためのPRが必要ですし、人事部だって良き人材を確保するための企業PRが不可欠。物流、総務などの各部署も同じことです。
企業には大抵「広報部」と名の付いた部署が存在しますが、そこだけでなく、企業に所属するならすべての部署に「PR」は関係があります。だから「私は広報担当じゃないから関係無いや」と思わずに、全てのビジネスパーソンにPRの知識を持ってもらいたいというのが、この連載の狙いです。専門的な知識が無い方にもわかりやすく解説していきます。
特に近年は100年に一度の大不況後に企業を建て直す鍵として、「マーケティングPR」「戦略PR」という言葉がビジネス界で注目を浴びています。次回はこれらについて説明をしたいと思います。
井上戦略PRコンサルティング事務所http://www.mk-pr.jp/
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