- 関村 順一
- sekimura鍼灸院 鍼灸マッサージ師
- 鍼灸マッサージ師
対象:体の不調・各部の痛み
- 奈良 修次
- (鍼灸師 臨床検査技師)
不妊治療は、いつまで続くのか、どこまでいくと出口があるのかわからない真っ暗なトンネルにいるようで不安をみなさんお持ちです。
しかし、自分の状態をもっと知ることで妊娠までの時間を早めることができます。
「妊娠するには、ストレスをためない、なんでも食べる、良く寝る、毎日排泄する健康な生活を送りましょう。」これは、しばしば言われていることなのでみなさん実践されていますよね。
妊娠によいと言われることは色々試しているのに、それでも妊娠できない。そんな方はもういちど、自分が行っている病院での治療内容を整理していくことを強くお勧めいたしております。
鍼灸院であり病院でないのにおこがましいですが、病院での3分間診療から患者さんを救ってあげたくて、というより「ドクターって怖くて話づらいので・・・」という方が多すぎるのでは!と感じていました。確かに的を得た質問をできなかったとき・・・冷やかな応対を受けますよね。お医者さんは忙しそうでなかなか相談に乗ってくれないから、患者さんも自分で勉強して簡潔にお医者さんに質問できないといけないのですね。
不妊とは「何らかの原因により、まだ妊娠できていない」状態であるだけで、「治癒が可能な病」です。不妊なのではとあなたが思ったら迷わず専門医に相談することが賢明な選択です。
問題の整理
1 知識のないあなたが病院で言われることはあなたにとってベストな選択なのか
2 やさしく丁寧に答えてくれるドクター・看護師・培養士さんがいるのか
3 適切な検査を受けたという自信はあるのか
子供を望まれて4年、病院に通って2年間タイミング指導を受けて出来ないので、当院へ来院。血液検査、フーナーテスト、卵管造影検査をしていないという。検査をお勧めしたところフーナー不良で、精子検査の結果重度の男性不妊がみつかるケースがありました。不妊症の専門医にかかっていなかったばかりに この方の2年間はもったいなかったです。
これはまず最初に選択を誤ったケースでした。
次に不妊専門病院であらゆる検査をして異常がなくタイミング指導、人工授精、とステップアップしてきた。体外受精には踏み切れない。また、あらゆる検査をして異常がなくタイミング指導、人工授精、体外受精とステップアップしてきたが妊娠しない。
この場合も前者はピックアップ障害、受精障害、の可能性がある。後者は排卵誘発の仕方、培養の仕方、戻し方になにかある可能性がある。問題解決として、前者は体外受精を一度試してみると受精障害があるかどうかはっきりします。が、ピックアップ障害かはわからない。後者は排卵誘発方法を変えるか、培養液を変えるか、胚盤胞まで培養してみることでなにかわかるかもしれません。
不妊の原因をひとつひとつ調べていくことで、たくさんの人が妊娠する可能性があります。ただ、自分で勉強し、治療を自ら提案できるひとは一握りで、お医者さんまかせの人が多いです。
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