- 山中 伸枝
- ワイズライフFPコンサルタント
- ファイナンシャルプランナー
対象:年金・社会保険
自己責任と言われて久しいですが、皆さんは日本において初めて、自分の老後は自分で守らなければならない、正真正銘の自己責任の申し子なのです。
いわば「選ばれし者」です。もう、こうすれば年金が多くもらえる的な裏技はありえません。しっかりと「お金の知識」をもち、将来のために準備をしていかないと大変なことになるかも・・・
この講座は、厳しい時代に「選ばれてしまった」皆さんの為の講座です。1回目の今日は、昭和61年にタイムスリップして、日本の年金制度の時代背景を見てみましょう。
この年日本は、「基礎年金制度」という仕組みを導入しました。これによって、20歳から60歳までの人は、みんな国民年金に加入するという「皆年金」制度になったのです。
そもそも明治時代に創設された「恩給制度」が年金制度の始まり。引退した兵隊さんのための制度だったんですね。その後学校の先生や警察官と少しずつ対象が広がっていったんだそうです。
昭和36年に、今の年金制度の原型といえる制度が始まったのですが、当時会社員の妻や学生は「任意加入」といって入りたかったら、入ってもいいよ、というものでした。それが昭和61年4月以降20歳以上は、例外なく国民年金に加入することが義務付けられたのです。
知らないと思っていたけど、やっぱり知らなかった「年金の仕組み」
これから一緒に学んでいきましょう。なにしろ皆さんは「選ばれし者」。自分の将来は自分で切り開くしかないのですから。
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