- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
今どきの大学生は、体を使って、指示通りに動くことはできるんだけど、企画がいまいち。
そもそも、「国語力」が弱いのです。
漠然とやりたいことや、言いたいことがあっても、それを明確に「文章化」することが苦手です。
だから、会議をしても長引く、長引く・・・。
例えば、「この場面では、なんて挨拶したらいいか・・・?」という課題が出た場合、
まず誰かが、例えば「“元気”っていう言葉を入れたらいいんじゃない?」いうふうに単語を1つ提示します。
そして、また他の誰かが、例えば「“明るくやりましょう”っていうのもいいんじゃない?」と、また部分的な指摘をします。
でもそれだけで、その先がまとめられない。
つまり、一文として完成できないのです。
だから、いちいち全員が頭を寄せ合って、「あーでもない、こーでもない」と、議論が長引きます。
これじゃ、会議がいつまでたっても終了しないので、見かねて、私がまとめてしまったことも多々ありました。(本当は口出ししたくないんですけど・・・)
これでは、日本人の会議が長い、残業が多い、その割には成果が少なくて給料も安い、
という理由の一つがわかったような気がします。
一人でも、企画書を完成させる国語力があれば、物事、グンと先に進むと思います。