- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
その際、人事の方から原稿の修正依頼が来ました。
営業職の新入社員のコメントを載せたいとのことなのですが、どうも表現がしっくりこないとのこと・・・。
「なんだかスッキリしないんだけど、どこがどうおかしくて、どう修正したらいいのか?」
このことを理解し教えられるようになるには、かなり高度なテクニックがいるなぁと感じた次第です。
ちなみに私の修正案は下記のとおり。
【修正前】
わが社では、営業と技術がお客様元へ一緒に出かけることがよくあります。
その度に私がいつも感心しているのは、私以上に技術者が、お客様のやりたいことを的確に汲み取れるという点です。
製品知識だけでなくお客様の希望をかなえるために、「何をしてあげることが一番良いか。」常に考えていると言うんです。
以前、私のミスで間違った製品を納品したことがありました。
お客様からのクレームが入り、私が困っていると、ある技術者が「一部分修正すれば、大丈夫。時間も手間もそんなにかからないよ」と、すぐに対応してくれ、お客様に大変満足して いただくことができました。
あの時以来、私も、もっともっと製品知識を身につけ、「技術のわかる営業マン」を目指したいと思っています。
そのために今では、社内で行われている「技術勉強会」「技術チャレンジ」などにも積極的に参加し、早く技術知識が身につけられるようにがんばっています。
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【修正後】
わが社では、営業と技術の社員が、一緒にお客様を訪問することがあります。
現在、営業に所属している私ですが、技術者と同行することで学ばされることがよくあります。
例えば、私がいつも感心することは、技術者が営業の私以上に、お客様のご要望を的確に汲み取れるという点です。
彼らは製品知識をもつだけでなく、「お客様の希望をかなえるために、何をしてあげるのが一番良いか」を常に考えているのです。
また、以前、私のミスで注文とは違う製品を納品し、お客様からクレームが入って大変困ったことがありました。
すると、ある技術者が「一部分修正すれば大丈夫。時間も手間もそんなにかからないよ」と、すぐに対応してくれたのです。
その結果、 お客様のクレームが、逆に信頼と満足につながった、という経験があります。
この時以来、私は「もっと製品知識を身につけ、“技術のわかる営業マン”を目指したい。
どんな状況でもお客様の希望をかなえられるようになりたい」と思うようになりました。
今では、社内で行われている「技術勉強会」「技術チャレンジ」などに積極的に参加し、より多くの技術を身につけられるようがんばっています。
ここまで。
文章は、なるべく一文を短く。
文章と文章のつなぎには「接続詞」を入れることで、次の文章を読む前から、おおよそ話の流れを予測しながら読めるようになると、深い理解の助けになるでしょう。