日除け 1 - 住宅設計・構造設計 - 専門家プロファイル

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日除け 1

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●エコノミーなエコロジー ☆日除け
夏の暑さ対策は日本の住宅の命題です。ようやく、涼しくなってきましたが、真夏の暑さの記憶は、まだまだ消えていません。真夏でも屋外の木陰の様に四方八方から風がとおりぬければ、まだ少しは我慢できるでしょうが、住宅の場合は耐力壁を配置したり、プライバシーの問題からわざわざ壁を設けたり、通風は木陰と比べ物にならない程悲惨です。まして、直射日光が遠慮なく差し込む部屋は、クーラーでも、つけない限り、サウナ状態になるのは目に見えてます。

いくら外断熱の壁を造っても、窓から日差しが入り込み、中から暖まってしまえば元も子もなくなります。ペアガラスは、熱伝導による熱の移動には効果がありますが、赤外線をカットする性能はありません。赤外線を、ある程度カットしてくれるガラスもありますが、高価でローコスト住宅には採用し辛いです。やはり、部屋の中に日差しが入り込むのを防ぐ工夫が必要になります。

画像1は何も日除け対策を施していない掃き出し窓です。夏至の正午頃、大阪付近を想定してシュミレーションしました。本当に暑いのは、夏至では無くお盆前後の午後2時から3時頃に掛けてですから、もう少し部屋の奥まで日差しが入り込んでいるはずです。もしクーラーが無ければ、高性能な外断熱でも、何の効果もありません。それどころか一旦暖まってしまった室温を保温してしまい、夜中になっても温度が下がってくれません。

画像2は冬至の同条件の日差しのシュミレーションです。冬にここまで日差しが入り込んでくれたら、昼間はおそらく、暖房器具は不要でしょう。この冬の日差しを損なう事無く、夏の日差しを遮る工夫を考えてみます。

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