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対象:お金と資産の運用

柴垣 和哉
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閲覧数順 2024年04月24日更新

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住宅ローンの返済比率とライフプラン

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大手を始め順々に冬のボーナスの支給が始まりましたね。しかし、それは一部の大手企業だけであって実際、殆どの企業は夏もでしたがボーナスは激減若しくは不支給の所が多数あるのが現状です。

今、私に一番相談が多いのが住宅ローンの件です。特にボーナス返済を多く抱えている人は死活問題です。私自身、金融機関出身ですから多数のお客様に住宅ローンの貸出を行って来ました。その中の大半の方がボーナス返済を利用されていたのを覚えています。と言っても今から10数年前の話しですが。。。一般的に借入額の50%までボーナス返済をする事が出来る金融機関が多いですね。

実際、今後は今までのボーナス返済に頼った返済計画を立てて住宅を購入すると大変な事になる可能性が多いと言えますね。今までの様に経済状況や勤務先の業況も含め1年先が見えないのが今の世の中です。住宅購入をお考えの方は、本当に問題は無いか等、今一度、冷静になり夢や憧れだけで計画性も無く購入するのだけは止めた方が良いと思います。

あと、住宅ローンの返済比率の件ですが、ある金融機関の審査基準を例にとりますと年収300万円未満の方はは25%以下。300万円以上400万円未満の方は30%以下。
年収400万円以上700万円以下の方は35%。700万円以上の方は40%以下というように「返済比率」を定めています。

実際、私の経験上、売れれば良いという論理からか、相手の将来など考えず返済比率ギリギリのローンを進め購入させる営業員も中にはいます。しかし、年収に対して一般的なサラリーマンの方が35%や40%の返済比率で理論上ローンを組めたとしても殆ど返済できなくなるか、生活に全くゆとりが無くなり家庭の中がギクシャクしているのを今まで多数見てきました。

仮に年収500万円の方の「返済比率」は35%以下となり、年間返済額が175万円となり基準はクリアしますが、残り325万円しか無く、その中から所得税、住民税、健康保険、年金、生命保険、子供の学費、生活費等を払わなければならず、本当に払えますか?の世界かと思います。

又、金融機関の返済比率の計算に使う金利は現在の低金利ではありません。仮に今の低金利で返済比率を計算し、金利が1%上昇しただけで毎月の返済額は借入額にも因りますが簡単に1〰2万円は上がります。金融機関はいつまでも今の低金利が続くとは思っていない証拠でしょうね。

私はお客様から住宅ローンの相談を受ける場合、目安として20%〰25%以内で資金計画を立てる様にお薦めしています。それなら、少しですが生活に余裕が出るかと思うからです。借入額が少なければ少ない程、良いに決まってますが、借入0円で家を建てれる方は稀かと思います。

ローンは最後まで払えてこそ自分の家になります。投資や資産運用と同じで目先では無く30年、35年先までを見据えた生活設計をされる事をお薦め致します。

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