- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
この人には、ここまでのことをお願いできる。
この人には、こんなこと頼んじゃ悪いな〜。ご迷惑をかけるかも・・・。
などなど・・・。
過去に十分信頼関係がある相手とは(例えば、究極の存在が『親子』)
頼まれただけで嬉しくなって、それに応えようとします。
見返りは求めません。
相手が喜んでくれればそれでいいのです。
でも、他人との場合、親子関係に近い状態まで到達するには、まずは自分が相手の為に貢献した・・・という実績が必要だと思います。
例えば、相手の願望を叶えるために必要とする人を紹介してあげた、情報を提供してあげた、相手の商売でモノを買ってあげた、相手からのお誘いに付き合ってあげた・・・等など。
そうやって、十分に尽くした過程の後に、初めて自分もお願い事ができるのです。
私の感覚としては、だいたい「10、先に与えて、1要求できる」という人間関係の距離を理想としています。
(でも、実際には、先に与える量が理想より少ないと思いますが・・・)
とにかく、信頼関係のない状態で要求する〔相手に時間や気を遣わせてしまう〕ことは極力避けたいと思っています。
常に相手から「してもらった」という負債を負いたくないのです。
実は以前、ある方から紹介されて出会った人物がいました。
その方、一度面識をもっただけなのに、その後、次々と私に要求を出してきました。
「宮本さん、こんな人脈もってるの? じゃー今度、紹介してよ。その人の電話番号おしえて」
「実は今、こんなことやりたいと思ってるんだけど、○○手伝ってもらえないかなー」
最初は私自身、その方の為に、先に貢献したいと思って意向に沿う努力をしていたのですが、そのうち、だんだんストレスを感じるようになっていきました。
なんだろう・・・この違和感は・・・。
よく考えてみると、「人に対する心の距離感」が私とは違うのだと気づきました。
たぶん、その方には悪気はありません。
よく言えば、「フレンドリー」なのです。
でも、こういう方には残念ながら、私の段階までは、お付き合いできても、私から先の大切な友人を紹介することはできません。