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柴垣 和哉
(ファイナンシャルプランナー)

閲覧数順 2024年04月24日更新

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“経常収支前年同月比10.4%増!”、でも・・・

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こんにちは!

さて、財務省より8月の国際収支速報が発表になりました。


“経常黒字前年同月比10.4%増”


このように書くと、非常にポジティブに見えますが、問題はその中身です。


経常収支とは、海外との“モノ”や“サービス”、そして“投資”などの全体のやりとりの収支を表し、8月は1兆1712億円の黒字となりました。


最大の要因は、原油価格の下落、国内の経済活動が低迷していることから、輸入が大幅に落ち込んだことです。

輸入額は、3兆9230億円で、前年同月比では何と“42.8%”も減少しました。


一方、輸出は、自動車や鉄鋼の輸出額が減少して、4兆2267億円でこちらも前年同月比“37.1%”減となっています。


従って、景気低迷と円高によって「輸出額」が大幅に減ったわけですが、それを上回る「輸入額」の減少で、結果として、“経常収支黒字”という現象になったわけです。


これを見ても、企業業績の落ち込みによる税収不足と個人消費を初めとする国内経済活動の低迷が鮮明に見えてきます。


このままいくと、GDPが中国に抜かれるというよりも、日本自体のGDPが減少していくことも十分考えられます。


ただ、日本の現状を考えると、少子高齢社会により「生産年齢人口(働ける世代)」が減っていくわけですから、ただ単にGDPの総額を上げていくことは難しくなっていくでしょう。

それよりは、「一人当たりのGDP」を伸ばすことを考えるべきでしょう。

そして、さらに言えば「一人当たりの平均所得の上昇」、

最終的には、国民の「生活満足度」で“世界一”を目指していきたいですね。


頑張りましょう!

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