ピアノは、教え込まずに引き出す - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

藤 拓弘
リーラムジカ 代表
経営コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2025年03月20日更新

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ピアノは、教え込まずに引き出す

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ピアノレッスンのヒント集
これまでの日本のピアノ教育は、概して「教え込む」指導が主流だったと思います。

先生の弾き方、音楽の捉え方を一方的に生徒に押し付ける。
そして生徒はそれを真似をする。



これからは「引き出す」レッスン


ですが、私が思うにこれからのレッスンは教え込むのではなく、
生徒のもっている音楽、ひいては人生観を引き出すことが大切だと思います。


しかし、これはかなり大変なことです。何より時間と忍耐が必要です。

なぜなら、生徒がどういう風に弾きたいのかを自分で考えさせて、
それを実際に音に出来るまで、講師はじっと見守らなければならないからです。



大事なのは、どうやって「引き出す」か


かといって、講師は黙ってみているわけには行きません。

どのように弾きたいのか、そこをどうしてそのように弾いたのかを、
「会話」や「質問」によって、うまく「生徒自身の口で語らせる」ことが大切です。


人は、言葉にすることによって、まだはっきり形となっていない考えを、
明確にさせることが出来ます。そうして出来た音楽は、「意思のある音楽」になります。



意思のある音楽を目指す


音楽は目には見えないものですが、演奏には、その人の意思というものが見えます。

「こういう風に弾きたい!」という意思のある演奏は、それが個性となります。


意思のある演奏と、教え込まれて出来た演奏とは、実際に音にしたときに、違うと思います。

音楽には、これといった正解はありません。
しかし、音楽的に明らかに間違った弾き方をしていたら、それはすかさず直します。


それ以外は、生徒さんとの対話やコラボレーションで音楽を作り上げていくのが良いと思っています。


「なんでそういう風に弾いたの?」

この質問に明確な理由付けが出来ていれば、「なるほど、いいね」となり、
「こういう弾き方もあるんじゃない?」という投げかけにもなります。


とにかくピアノのレッスンには、生徒さんにいろいろ語らせることが大事ですよね。