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初見練習の大切さについて
レッスン中でも、家での練習でも、本番でも、ピアノで大切なことは、
「1回の演奏に集中すること」
ですよね。
集中して練習しないと、何度も弾きなおしたり、止まったり、
練習のモチベーションを下げることにつながります。
これは本番においても同じことが言えます。
ですから、我々レスナーの大切な指導ポイントとして、
「1回でいいから、集中してやり切る能力を付けさせるか」
という部分があると思います。
初見の練習は、そうした能力を伸ばすことに、大いに役立ちます。
初見練習で大切なのは「ゆっくりで良いから集中して、確実に弾く」ということ。
初見の練習は地道な作業ですが、子供のときにしっかり養っておけば、
大人になったときにすごく役に立ちますよね。
私の大人の生徒さんの例にもあるのですが、子供の頃、何が何でも最後まで集中して弾く、
という訓練をされてきた方は、大人になっても集中して楽譜を見る、ということが出来ています。
初見の能力があれば、ある程度の曲であればどんどん弾けます。
このため、新しい曲を始めるときの「ハードル」が低くするのに役立っているようです。
練習しない子をいかに上手にさせるか
ピアノは弾ければ楽しいですが、それまでは当然ながら練習が必要です。
全ての子が、練習好きであれば問題ないのですが、
なかなかそうは行きません。
ですから、ピアノで大切な以下の3つの内容を、レッスンで満遍なく
学ばせることが大切です。
■運動としての「弾く動作」
■音やリズムを感じ取る「ソルフェージュ力」
■音楽の知識を学ぶ「楽典ワーク」
またこの3つは、どれか1つ得意なものがあれば、相乗効果でレベルアップしていきます。
ですので、どれか1つが「停滞」していても、他のもので何かしらの
「レベルアップ」ができるような配慮をすれば、レッスンも楽しくなります。
つまり、どれか1つでも好きなものを見つければ、そこを伸ばしてあげることによって、
他の2つも自然と興味がわいて、取り組むようになる、ということですね。
子供の「興味」を察知するアンテナ
子供は嫌いなものを強制すればするほど、反発のエネルギーを出します。
ですが、「この子は何がやりたいのか、何に興味があるのか?」ということを、
常に受信できるように、常にアンテナを張っておくことも大切だと思います。
微弱でも、子供たちのその「シグナル」を受け取れる状態にしておく、
というのがレスナーには大切ですよね。
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