ピアノの足台とは?
小さいお子さんがピアノのレッスンに来た場合、まだ体が小さいですから、
椅子に座った場合足が床につかないですよね。
このために、ピアノの「足台」という、上下に可動できる箱のような台があります。
これを使用すると、足が接地出来て、ぶらぶらしないで済みます。
他に、補助ペダルというものもあります。
上記の足台にペダルが付いていて、小さい子でもペダルを使用出来るよう
ピアノのペダルと連結して使います。
足台が演奏に与える影響
私が小さい頃は、ピアノのレッスンのときに足台を使用した記憶がありません。
その時の先生が足台をあまり重要視していなかったのかもしれません。
ただ、足台を使用したときとしない時では、その子の演奏にかなり影響すると思います。
まず、足がきちんと接地していることで、気持ちが安定します。
よく小さい子で足をぶらぶらさせている子を見かけますが、
私の経験上、ぶらぶらしていると集中力も散漫になりがちだ思います。
やはり足の裏全体をしっかりつけた状態の方が人間は集中するようです。
人間が集中して何かを見ようとするとき、体は少し前かがみになりますよね。
両足がしっかりしてないとその体勢にはなれないはずです。
それと同じことで、楽譜に真剣に向かうときは、
やはり足はしっかりとつけてないといけません。
足台で正しい姿勢を維持する
また、足台をつかうことによって正しい姿勢を維持できます。
足が不安定だと体までふらふらしたりして、その影響を受けて、
ピアノを弾くのに最適な姿勢をとることが難しくなります。
ピアノを弾くときに姿勢が悪いと、今度は手や腕などに悪い影響を与え、
正しい演奏が困難になる可能性があります。
ピアノの音色にも影響がでる可能性も
正しい演奏が出来ないと、今度は音色にまで影響します。
つまり、足をしっかり接地していることがピアノを弾くときに必要なことだということです。
足台は各家庭にひとつ、とまではいかないですが、
あるとピアノ演奏の向上に役立つことは確かだと思います。
少なくともレッスンのときは、足台を使用して正しい姿勢で
ピアノを弾かせるようにしたいものです。
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