ピアノ教師の役割とは? - 独立開業全般 - 専門家プロファイル

藤 拓弘
リーラムジカ 代表
経営コンサルタント

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対象:独立開業

尾崎 友俐
尾崎 友俐
(経営コンサルタント)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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ピアノ教師の役割とは?

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ピアノレッスンのヒント集
こんにちは。ピアノ教室コンサルタントの藤 拓弘です。

今回は、教室運営のノウハウからちょっと離れて、
ピアノレッスンについて考えてみたいと思います。


※ピアノ教室運営についてはこちらをご覧下さい。


子供のレッスンで大切なのは「いかに長く続けさせるか」ということ


最近の子供たちは、非常に忙しいです。塾やスイミング、体操、英語・・・
毎日たくさんの習い事や勉強をこなしています。


その忙しい中ピアノを続けさせるために、我々レスナーは、

「続けさせるためにどのようなレッスンをすれば良いか?」

という意識を、常に持ってレッスンしなければいけません。


例えば、


●練習しない子でも「ここに来れば何とかなるんだよ」という安心感を与える

●課題が出来なかったら、必ずひとつ前のステップに戻る

●その子にあった適切な宿題の質と量を考え、与える

●家で練習したくなるような「宿題」を与える

●出来たら、何度もやらせずにすぐに丸つけする(その子にとって100点ならOK)

●レッスンにゲーム性(面白いと感じる要素)を取り入れる

●毎回のレッスンで「満足感」を与える工夫



というようなことが挙げられるかと思います。


こうすることで、子供に長続きさせるような「楽しさ」を与えることができます。
ピアノの楽しさを分かってもらえて、初めて子供たちは「やる気」になります。


子供たちの「やりたい!」を尊重


大人も同じですが、子供は「好きなこと」にはやる気を出します。


ピアノレッスンにおいて「好きなこと」は「やりたい曲」「やりたい課題」につながります。


ここで大切なのは、「講師が無理と分かっていても、とにかくやらせてみる」
ということですね。


ここで大事なのは、絶対に先生は「それは無理だよ」、と言わないこと。

無理、と言われたら人間の能力はそこで終わってしまいます。
我々の仕事は、能力を押さえ込むことではなく、引き出すことですから、
可能性を否定するような言動は控えるべきですよね。


また、最近の子供は「ゆとり教育」や、物が溢れている豊かな時代の背景もあり、
「頑張らなくても良い時代」に生きている、と言えます。


そんな時代でも、程度の差こそあれ、子供たちは彼らなりに頑張っているものです。
その頑張りを認めてあげることは、やる気を引き出すポイントかもしれません。


我々が思わず言ってしまうフレーズに、

「頑張ってね!」

という言葉がありますが、一見応援しているように見えて、言われた当事者としては、
「いやいや、自分は十分頑張っているんだ、これ以上どう頑張れば良いんだ!」
と思ってしまうこともしばしばあります。


この辺り、子供たちのやる気を引き出すフレーズを、
我々はいくつもストックしておく必要がありますね。



※教室コンサルティングに関してはこちらからご覧下さい。