今回は、教室運営のノウハウからちょっと離れて、
ピアノレッスンについて考えてみたいと思います。
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子供のレッスンで大切なのは「いかに長く続けさせるか」ということ
最近の子供たちは、非常に忙しいです。塾やスイミング、体操、英語・・・
毎日たくさんの習い事や勉強をこなしています。
その忙しい中ピアノを続けさせるために、我々レスナーは、
「続けさせるためにどのようなレッスンをすれば良いか?」
という意識を、常に持ってレッスンしなければいけません。
例えば、
●練習しない子でも「ここに来れば何とかなるんだよ」という安心感を与える
●課題が出来なかったら、必ずひとつ前のステップに戻る
●その子にあった適切な宿題の質と量を考え、与える
●家で練習したくなるような「宿題」を与える
●出来たら、何度もやらせずにすぐに丸つけする(その子にとって100点ならOK)
●レッスンにゲーム性(面白いと感じる要素)を取り入れる
●毎回のレッスンで「満足感」を与える工夫
というようなことが挙げられるかと思います。
こうすることで、子供に長続きさせるような「楽しさ」を与えることができます。
ピアノの楽しさを分かってもらえて、初めて子供たちは「やる気」になります。
子供たちの「やりたい!」を尊重
大人も同じですが、子供は「好きなこと」にはやる気を出します。
ピアノレッスンにおいて「好きなこと」は「やりたい曲」「やりたい課題」につながります。
ここで大切なのは、「講師が無理と分かっていても、とにかくやらせてみる」
ということですね。
ここで大事なのは、絶対に先生は「それは無理だよ」、と言わないこと。
無理、と言われたら人間の能力はそこで終わってしまいます。
我々の仕事は、能力を押さえ込むことではなく、引き出すことですから、
可能性を否定するような言動は控えるべきですよね。
また、最近の子供は「ゆとり教育」や、物が溢れている豊かな時代の背景もあり、
「頑張らなくても良い時代」に生きている、と言えます。
そんな時代でも、程度の差こそあれ、子供たちは彼らなりに頑張っているものです。
その頑張りを認めてあげることは、やる気を引き出すポイントかもしれません。
我々が思わず言ってしまうフレーズに、
「頑張ってね!」
という言葉がありますが、一見応援しているように見えて、言われた当事者としては、
「いやいや、自分は十分頑張っているんだ、これ以上どう頑張れば良いんだ!」
と思ってしまうこともしばしばあります。
この辺り、子供たちのやる気を引き出すフレーズを、
我々はいくつもストックしておく必要がありますね。
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