公共機関やデパートなどの施設ではスロープ・EVなどの改修工事が各所で行われています。
しかし今だに「?」なのは、駅の階段横にある車イス昇降機です。
利用者は駅員に声をかけなくては利用できませんし、健常者から奇異の目で見られてしまうのは腹立たしい限りです。
EVも高齢者やお子さん連れ方より元気な高校生が我が物顔で利用している状況はとても福祉先進国として恥ずかしいことです。
先日、視覚障害の男性が朝の通勤時に女性専用車両に乗ったら、女性乗客から「ここは女性専用ですよ」とどなられた事件がありましたね。
男性の視覚障害者も女性専用車両に乗って良い法律・ルールを知らないこの女性こそ、この事実を知って恥ずかしくなることでしょう。
障害をお持ちの方がようやく活動的になった世の中なので、もっと我々も「知る」意識が必要と感じる今日このごろです。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
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