- 宮本 ゆかり
- マイウェイネットワーク
- ビジネススキル講師
対象:ビジネススキル
その先生は株式会社ハイネットコンサルティング・代表取締役・角田識之氏といい、個人としては日本でトップのコンサルタントフィーを獲得している方でもあります。
角田先生は、一見、難しそうな問題に対して、諦めたり、できない理由を挙げるのではなく、常に「どうしたらできるか?」という発想と自信をもって当たっておられます。
そのような自信と発想を持てるようになるには、常に「小さな成功体験を積み重ねていく」ことが大切なのですが、角田先生の最初の成功体験は、高校時代にありました。
(以下、著書より抜粋)
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●コイツなら金をはらいたいと思わせる存在になる
自信の背景になったのは高校時代の体験である。
映画大好きの私はそのころ、映画を高校3年間で千本見ると心に誓っていたのだが、小遣いが少ないからそういつもいつも映画館にはいけない。
そこでどうにかタダで見られる方法はないかと考えてみると、方法がすぐに2つは浮かんだ。
一つは映画評論家になることである。評論家ならタダで見られる(だろうと考えた)。
もう一つは新聞などのマスコミ記者になること。
しかしいずれもまだ高校生の自分には難しい。
そこで第三の手として、組織のトップなら映画館にはフリーパスで入れるだろうと考えた。
さっそく私は市内の各高校の映画部や映画同好会をネットワークして「松山市高校映画連盟」という組織を結成、その会長に就任してあちこちの映画館に挨拶状を配った。
意図や実態はどうであれ、組織という形や実績を示せば人の見方も変わる。
思惑は見事に功を奏し、「君が会長かね」ということで映画館主や支配人と親しくなり、以後私はどの映画館でも出入り自由となった。
そのとき私は「コイツにこうしてやりたい」と思わせる存在になれば、相手は自分が望むことを、頼まなくてもしてくれると悟ったのである。
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(ここまで)
凡人なら、すぐに諦めてしまうところを、「成果を出す人」というのは、「絶対に成し遂げたい願望がある」→「わずかな可能性を見出して方法を考える」→「ひたすら継続して行動する」→「成果」
というふうになるわけです。
限界ギリギリまで考え抜いて、遣り抜いたところにこそ、道が開けるということでしょう。
その域まで達する以前に諦めてしまう人には「負けぐせ」がついています。
当然、自信など生まれません。
自信を持ち、更により高い次元の自信に成長させるためにも、目の前の課題に命がけで取り組み、小さな成功体験を積むことです。