しかし本質なところは、「カラダは心の鏡」。いくらバランスの取れた食事や生活をしていても、心に滞り(ストレス)があると、カラダの調子として現れてきます。では、どんなことをすればいいのか?
その答えは、「カラダに声を聞く」ことです。
心に滞り(ストレス)があると、カラダは無意識に緊張したり、免疫力は低下したり、ホルモンのバランスも崩れたりします。その変調が病気や症状として、生活に支障が出る前に、しっかりカラダに耳を傾けることです。
例えばこんなふうにしてカラダのメッセージを捉えることができます。
ある心理学で言われている症状とストレスの関連ですが、物事や人間関係で、無意識に恐れやストレスを感じていると、人間は腰が引けて、腰に症状が出やすいとか、足は心理学的に「自立する」「バランスをとる」「前に進む」と言う象徴的意味合いがあります。そのような意味合いで、ストレスを抱えていると足の症状として出やすいと言うことがあります。
セキは、急き立てている心が症状として表れだったり、肩に責任や義務感が乗っていると肩が凝ったり、消化できない感情があると、胃の症状に表れたりすると考えます。
人それぞれ違いますが、傾向として知っておくと、体に出てきたメッセージの意味を知る一つのヒントになるのではないでしょうか。
症状を薬などで抑えてがんばることも必要なときもありますが、できるだけカラダに現れた心の声を聞いてあげることが、ストレスを溜めない、心とカラダが調和した健康的な生活には大切なのではないでしょうか。
山中英司
治療院のホームページ http://www.hikaichiro.com/
このコラムの執筆専門家
- 山中 英司
- (カイロプラクター)
- 陽開カイロプラクティック
「体は心の鏡」 体の解放は、心の解放からはじまります
臨床を通して痛感することは、体は心の鏡のような存在だということ。様々な症状の裏には、もう一人の自分からのメッセージが隠されています。カラダを診るプロフェッショナルとして、クライアントの心とも真剣に向き合うことを信条にしています。
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