一般住宅の新築・リフォームに比べ、打ち合わせ・現地調査・福祉機器のマッチング・他業種専門家との打ち合わせなど3倍の労力がかかるので、専門職としてされる方は少ない分野でした。
しかし面白いもので、自分自身が建築分野以外も専門的になるとデザインの発想が変わってきます。
介護福祉住宅というとどうしても「閉鎖的」「不健康」「暗い」などのイメージを持たれがちです。
高齢化社会においては「元気なお年寄り」人口が多いのでこれからの福祉住環境は明るく健康的でなくてはいけません。
私は世の中にはまだ少ない「福祉空間デザイナー」として今後も他分野まで幅広く活躍できるよう目指してまいります。
先日のコラムに「衣替えでしまう衣服を預ける時代がきたら、建築家も収納に対する認識が変わる」と書きました。
http://profile.ne.jp/ask/column_detail.php/10458
住宅の意匠・デザインだけでなく、これからいろんな分野に精通する建築士・建築家が現れることを期待しております。過去の偉大な建築家たちが、住宅だけでなく家具・彫刻・音楽・工業デザインにも優れていたように。。
このコラムの執筆専門家
- 齋藤 進一
- (埼玉県 / 建築家)
- やすらぎ介護福祉設計 代表
子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅までやすらぎの空間を
医者に外科・内科等があるように、建築士に介護福祉専門家がいてもいいと思いませんか?人生100年時代を迎えた今、子育て住宅から高齢者・障がい・車椅子住宅など終の棲家まで、ライフステージを考えた安心して暮らせる機能的な住まいを一緒に創りましょう
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