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天皇、司法修習生、植木等

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弁護士業務

「日本で責任を負わないのは、天皇と司法修習生だけなのだから、思い切ってやれ。」
埼玉弁護士会で、弁護士の実務修習を開始する司法修習生たちを前に、挨拶をするときの、私の得意のギャグです。毎回、「寒い」と言われながらも、止められません。
法曹志望者は、司法試験に受かって、司法修習をすることになります。その一環として、裁判所、検察庁、弁護士会で、実際に実務を修習する機会があります。私は、埼玉弁護士会で、彼らを迎える司法修習委員会の副委員長をしています。
言うまでもなく天皇については、その国事行為について責任を負わないことが憲法に明記されています。
司法修習生については、指導担当の弁護士のもと、依頼者からの相談に立ち会ったり、書面を起案したり、法廷に出席したり、被疑者に接見に行ったり、本物の弁護士と同じように活動して、勉強します。勿論、担当の弁護士の責任のもと行われます。
冒頭の挨拶は、それを念頭において、緊張している修習生に、はっぱをかけるために言うのです。
冒頭のギャグには続きがあります。
「実は、もう一人、日本で責任を負わない人間がいる。植木等だ。」
若い人は直接ご存知ないかもしれませんが、植木等さんは、昭和30年代、「日本一の無責任男」として、時代を画したコメディアンです。
植木等さんは、今月(平成19年3月)27日、お亡くなりになりました。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。

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