それぞれの子供部屋とは?4 奇妙な関係を解消するためには?
前回、子供部屋に対する位置づけは親子で全く違うという話をしました。
子供は自分の領域が欲しい。親は勉強をちゃんとして欲しい。ここから「部屋に入れば一人になれるし、勉強しろ!言われなくなる」という奇妙な関係からの解決策が生まれたのですが、これは親から見ても本末転倒でしょう。
では、どうすればいいのでしょうか?
また小学生、中学生、高校生、大学生によっても考えが違います。
小学生の時は、まだ一緒にみんなといながらが大好きです。中学生くらいの反抗期を迎えた頃に、一人きりになりたくなる子供も多いですが、それは勉強したくて一人になりたい訳ではありません。
高校生くらいになると、より集中するための場所として勉強部屋が欲しくなる子もいるでしょう。ただし、勉強部屋を造る弊害もありますので、私のコラムを参考にしてみて下さい。
最後に大学生。
大学生になれば、れっきとした大人が同居しているようなものです。
その辺りの意識を大人がどれだけ持てるか?は重要でしょう。
1つは、子供が本当に勉強したい場所がどこか?を話し合うこと。
次に、その場所で勉強出来る環境が造れるか?を家族で話し合うこと。
が、まず話し合うきっかけになると思います。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
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私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
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「子供の住環境を考える」のコラム
親と子供の子供部屋に対する奇妙な関係(2009/04/25 08:04)
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