それぞれにとっての子供部屋その1 子供にとっての子供部屋とは?
「ねぇ、どうして僕には部屋が無いの?」とある年齢くらいになると子供たちは言い始めます。きっかけは自分の友達が自分の部屋を持っていることを自慢されたり、実際に遊びにいって、うらやましく思ったりと色々です。
では、どうして子供は自分の部屋が欲しいと思うようになるのでしょうか?
子供は生まれてすぐの頃は、母親と一体化しています。母親が見えなくなるだけで泣き出したりします。「ちょっとの間から」親は考えてしまいますが、子供は瞬間瞬間を生きているので、その瞬間母親が居ないということは、永久に居ないのと同じくらいの感覚です。
その子供が自分の部屋を持ちたいというのは、いよいよ母親から自立して自分の領域というものに興味を持ち始めたということを意味しています。
それには段階があって「自分の領域があったらいいなぁ」という漠然としたところから「絶対自分の領域が欲しい」という願望レベルまで様々です。
これから我が子に部屋を与えようかどうか?と悩んでいる人は、子供がどこまで欲しがっているか?を冷静に判断することが大切になるでしょう。
このコラムの執筆専門家
- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
082-207-0888
「子供の住環境を考える」のコラム
奇妙な関係を解消するには?(2009/05/07 16:05)
親と子供の子供部屋に対する奇妙な関係(2009/04/25 08:04)
親から見た子供部屋の存在とは?(2009/04/15 12:04)