子どもは床にペタッと座り込んで、お絵描きしたり、"基地"をつくったり。イスに長い時間は座ってられません。
よくあるタイプの対面キッチンの場合、地ベタで遊ぶ幼児が母親を見上げる際、配膳カウンターが邪魔で、
かなり後ろまで離れないと母親とは目が合いません。
また、キッチンとダイニングが隣合い窓状に繋がってはいても、
部屋として仕切られてしまう感じはイヤなようです。
だから結局キッチンに来て足もとでまとわりついちゃう→台所仕事がはかどらなくなる→お互いにストレス。
これじゃぁザンネン。(以上、我が家の日々の子育てに基づく)
そこで、ダイニング側の床を小上がりにし配膳カウンターを低めにしてあげるようにしました。
たったそれだけのことで、子どもとの距離が半分以下にグッと縮まるのです。
夕食準備の慌ただしい時間帯も「ねぇねぇおかーさん、あのね、お花かいたよ、みてよー」
にちゃんと付き合いながら事を進められる、
仕事をもつ母には特に都合の良いコミュニケーションを重視したキッチンになります。
・・・と、文字で書いてもこういうのはイマイチ伝わりづらいですね。
「どうなっとんじゃ、図とか写真で見たいぞ」というかたは、
はい、どうぞ本屋さんで見てみてくださいね。
このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう
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