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大澤 眞知子
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閲覧数順 2024年04月18日更新

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日本女性カナダへ大量移民中- 女性差別日本にNO!

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迷子になった日本の教育

Gender inequality driving wave of female Japanese immigrants to Canada

「日本の女性差別に嫌気が指した日本女性、押し寄せる波のようにカナダに移民中」

という記事がカナダ国営MediaCBCに登場しました。

パチパチパチ!!!!!!!  


2001年から2021年までの日本からカナダへ移民した人(約14,000名)のうち、なんと!76%が女性。(カナダ統計局)

日本の朝日新聞によると550,000以上の日本人が外国の永住者として(そのうち62%が女性)働いており、その最大の理由は日本の停滞する経済、大きな自然災害への恐怖(2011年の地震のような)、そして特に!日本社会に深く根ざした女性差別だと言うことです。

パチパチパチ!!!!!!!  

「私もその一人です!理由も同じ!カナダの永住権を取り、性別で差別されない一人の人間としての自由を感じています。」

 

the World Economic Forum's annual Global Gender Gap Reportによると、女性の権利を認め社会で力を持つ(empowerment)ことに対しては日本はほぼ進歩がないと報告されています。世界から見てとても恥じるべきランキングを持つ日本。女性のエンパワーメントを促進する点において、日本は世界150カ国中120位、先進国が加盟するG7の中では悲惨な最下位という地位にいます。

 

「こりゃ、あかんわ。」と日本から女性が逃げ出すのも当たり前。

 

そんな日本女性のひとり、現在トロント大でSocial Work Professorを務めるIzumiさん。2002年にカナダに来ました。

彼女曰く

「日本では女性も男性と同等に高等教育を受けていますが、大学卒業後ただちに、現実問題として女性たちに襲いかかるのがジェンダーギャップです。日本社会は、未だに女性は子育てと家事を担うものだと、不公平・不均衡な期待をしています。女性がキャリアを積み、仕事で活躍することからまるで遠ざけようとするかのように。」

「日本社会のあらゆる場面において、男性優位が非常に強いです。」

 

全く同感です。

 

私も男性優位と取っ組み合いを長年頑張りましたが最後には「アホくさ、時間とエネルギーの無駄。自分を大切にするためにカナダに移住しよ。」とカナダにやって来ました。


それが根底にあり、日本女性が大いなる不満を抱えていることこそが、日本女性がカナダに大波のようにやって来る理由だということです。まずは、ワーキンググループで来加したり、カナダの配偶者を見つけ永住権に至るケースが一般的だそうです。言葉の壁に直面したり、意義のある仕事を見つけられず帰国する女性もいますが、数としてはは多くありません。

 

カナダの大学でGender Studiesを教えるHollerは、以前東京で教えていた経験もあり、こう述べています。

「日本女性が大波のようにカナダに移民することに対して、日本はもっと深刻に関心を持つべきです。年老いて行く日本と、少子化による子供の数の大幅な減少に深刻な影響を与えてしまうはずですから。」 

「日本は今真剣に世界を見、自国の伝統文化と西洋の個人主義とのバランスをもっとうまくとれるよう考えるべきです。日本女性の願望をもっと真摯に受け入れるためにも。」

 

何で、わからないのかと思いますね。

日本は自分のせいで貴重な人材をどんどん失っていることをなぜもっと真剣に考えようとしないのかな。

 

必死になって少子化を食い止めようとしているのかと思いきや、全くその原因すら理解しようとしていないです。

日本女性が子供を生みたくない、結婚すらしたくないのは、男性優位の「女性はこうあるべき」の中に入れられることに強力な拒否感を持っているからです。

「女だから、こうすべき」なんてオヤジたちに説教される意味がわかりませんよね。

あ〜うるさいなと、とっととカナダに出て行ってしまうのも当然。

カナダは、女性としてではなく、一人の人間として扱ってくれますから。

 

日本女性がどんどんカナダに流出し、カナダで結婚し、カナダの永住者となり、日本で生むはずの子供をカナダ人として生んで、カナダ社会の発展に貢献している事実を、日本のリーダーたちはどう捉えているんでしょうね。

カナダはずいぶん得をしていますよ。

私も、貴重なスキルと頭脳を武器にカナダに移住しました。 日本に貢献するにも、余りにも差別が多すぎ、と。

 

Hollerはこうも述べています。

「カナダは世界中から高学歴の移民を惹き付けるのに素晴らしい成果をあげています。カナダにどどっとやって来て永住者となり住み着く日本女性も同じ。カナダの国と社会に多大な貢献をしている人たちです。」

 

カナダが笑顔で得をしているわけです。

 

ところで、3月8日はInternational Women’s Dayでした。

カナダに移民し、活躍している女性たちが光り輝いています。

専門知識とスキルを持った女性移民たちがカナダをどんどん発展させている様子が素敵です。 

例えば

Dr. Michelle Barton Forbes is a Jamaican-born pediatric infectious disease specialist. 

 

Zita Somakoko is from the Central African Republic, where she married her high school sweetheart. After their relationship unravelled and became abusive, she fled to Canada at age 34 and eventually her children were able to join her. Zita now owns her own human resources consulting company.

(女性に対する暴力が容認されている国から、女性を難民として受け入れているのもカナダです。)

 

Toos Giesen-Stefiuk

Toos Giesen-Stefiuk and her family moved to Canada from the Netherlands in 1981, settling in Gravelbourg, Saskatchewan. Gravelbourg is a small Prairie town that has grown and flourished for more than a century thanks in part to its diversity and openness.

 

さぁ、日本がどうにも窮屈な女性のみなさん。

カナダを試してみるのもGood Idea.

 

移住前、日本とカナダとを年に8回も往復するという鉄人ペースで仕事をしていたことがあります。

カナダに降り立つたびに、す〜っと肩の力が抜け、ひとりの人間に戻れる気がしていました。

日本に帰り、元の生活に戻るたびに「あぁまた、どこの誰々さん、誰々さんの奥さん、誰々さんのお母さん、そして男性でなく女性であること。」を痛烈に意識させられたのを覚えています。窮屈で、心が凹みそうでした。

 

自分の人生を生きたい、日本の女性差別に押しつぶされたくないみなさん。

応援してます。

 

カナダにいらっしゃい!

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(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)
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カナダにいらっしゃい!

カナダ 在住。パンデミック後のNew Normal 留学をサポート。変わってしまった留学への強力な準備として UX English主催。[Essay Basics] [Critical Thinking] など。カナダから日本に向けての本格的オンライン留学準備レッスン・カナダクラブ運営。

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