カナダ詐欺引越業者と詐欺高校留学エージェントとの共通点

カナダのCBCニュースの記事です。

Secret trackers and hidden cameras expose how some movers could be ripping you off

「怪しい引越業者の内偵を行ったところ、法外な費用のふっかけが表面に」

面白い現象だなと思い興味を持ちました。

「詐欺高校留学エージェント」にやられた！と届く相談と同じやん！？と。

私自身は人が増えすぎ、移民同士もギスギスし、危険になったバンクーバーに見切りをつけ、大平原の待つアルバータ州に引越しを終えたばかり。

結構な荷物もあり、若くもないし（ははは）、やはり業者に頼もうかということになり、相棒のRobertが色々問い合わせをしました。

はて？　日本のような行き届いたサービスまでは期待出来ないにしても、内容も応対も費用も、とにかくすべてが「なんじゃ、これ？！」

でも引越は現実問題なので、仕方なくひとつなんとなく愛想のよい声の兄ちゃんのいた業者に見積依頼し、そこに頼もうと。

「決めたよ、よろしく」と電話しようとしても誰も出ず、メッセージを残しても返答なし。

まったく連絡は来ませんでした。　まったく。　儲かる見込みのある、いや、騙せる見込みのある客とみなされなかったかな？

で、きれいさっぱり諦めて、デッカイUホールというトラックを借りて自分たちで引越しました。

ぜぃぜぃ、はぁはぁ。   

結局連絡の来なかった業者の出した最初の見積りの3分の1もかからず出来た引越しです。

が。

このCBCの記事を見て「ひょぇ〜〜。詐欺に合わずに済んだかも。」と。 

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ー　最近大問題となっている引越業者の詐欺手口。

低い見積もりを出し、契約させたとたんどんどん費用を追加し、結局何千ドルもの高額請求。

荷物の重量計算にもごまかしが横行。

パンデミック中のカナダ人の州を越えての移動が活発となり、2021春には大幅な増加となり、そこにつけこんだ詐欺ケースが異常に増加している。

あれ？　高校留学詐欺業者と同じだ。

ー　以前から大問題となっている高校留学業者の詐欺手口

「簡単ですよ〜卒業も頑張れば大丈夫ですよ〜」と大嘘をつき勧誘した後、低い見積もりを出し、契約させる。

その後、レベルを見るためのテスト代（10万以上する場合もあり）留学までの補習授業代（何十万円）特別なホームステイアレンジ代（十万単位）適性検査代（インチキテストですが高いです）入学手続きサポート代、現地サポート代、後見人代などなどキリがないほどです。

カナダのことなど何も知らずに「おんぶに抱っこ」を期待しエージェントを訪れる甘い甘い親子はまさに「カモネギ」。

特に、このパンデミック中にも関わらず未成年の高校留学になぜか走る親子からは、いくらでも取れると踏んでいる業者。

カナダ引越業者の汚い手口

ーわざと低い重量計算で低い見積もりで騙し、契約手付200ドルを払わせ、その後引越し当日になり「あ、やっぱりこのflat rateの方がお安いです。」と見積もりよりはるかに高い料金を提示。

まさか、当日にキャンセルするわけにもいかず、仕方なく同意し、荷物を積んだトラックが走り去った後、更に値上げした高額な請求書が届く。

その支払がない場合、荷物は戻さないとの文言付きで。

高校留学業者の汚い手口

ー甘い言葉で嘘ばかり並べ契約させる。　その後「やっぱりこのテストもこのサポートも。。」とどんどん請求額が増える。

留学間際までビザが出なかったりは普通。　また出発間際に留学先学区の変更を業者が勝手に行ったり、ビザ再申請も業者が独断で行い、またその費用も請求される。　「こっちの高校の方がレベルが合ってます」とか何とか言われて、親子共々信じてしまう。

留学後に、話が違うと文句を言う親子はエージェントが排除にかかる。

まず、来年の学費、サポート費、サマースクール代金、特別補習（学校が要請してますとかなんとかの嘘をつきます）などを急いで払わせ、その後留学生本人には問題ありとトラブルをでっち上げ、強制帰国させるケースも多発。

今までに払った費用の返金を要求しても梨のつぶて。

結局は裁判に訴えるか、泣き寝入りするしかない「犠牲者高校留学生親子」です。 

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私は引越詐欺には合わずに済みました。

調べるだけ調べ、業者とのコミュニケーションの質も観察し、結局どこも信用ならん！と判断したからです。

費用も安く済んだし、何より、自分の行動をすべて自分でコントロールすることが出来ました。

積み込む荷物も、積み込み方も、出発時間も到着時間も、すべて。

マイナスは、「いたたた。。」　腰と腕が筋肉痛だけ、かな？

日本の「高校留学予備軍」親子の多くは賢明な判断をし、日本で高校教育を済ませることを選んでいると思います。

Good decision!

しかし、なぜ、未だに高校留学詐欺にひっかる親子が相当数いるのでしょうか？

費用をふんだくられるなんてレベルだけの話ではないです。

10代後半の大切な高校教育を失ってしまう子供の将来に大きな禍根を残します。

詐欺留学させられた生徒自身の自己評価も大きく下がり、その後トラウマとなって残ります。

現在のカナダにもまだまだたくさんの迷子の日本人高校留学生が居残っています。

「こんなはずでは。。。」の思いの中、これからどこに向かって行くのでしょうか。

SOSを受けるたびに丁寧に対応し、能力も見込みもある高校生には個人的に様々なヘルプも行いますが、心が痛いですね。

なぜ、ここまでずっと騙され続けたんですか？と。

このイメージはCBCからとったものです。　トラックの後ろにいるのが詐欺の業者。

荷物積み込みが終わり、ここからどんどん値上げした請求書が届く段取りです。

払わないと、荷物が破壊されます。

ガレージの中で見ているのが、依頼主ですね。

高校留学生を日本から送り出す親と見紛います。

積み込まれているのが「カナダに捨てられる日本の子供」

トラックの後ろに立っているのが留学業者。

見ているのが留学生の親です。

あ！

前に見た奴隷売買に使う馬車を思い出しました。

同じ悲惨さを感じます。

高校は日本で最大に頑張り

大学で学びに

カナダにいらっしゃい！

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